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ルネサス、半導体レーザー・ダイオード「NX6375AAシリーズ」を量産開始

2016-10-27

IoT時代のデータセンタ向けに100Gbpsの大容量高速光通信を実現する
半導体レーザ・ダイオード「NX6375AAシリーズ」を量産開始
〜高温度85℃動作に対応し、大容量化するデータセンタの高速通信と高温環境下での安定稼動に貢献〜


 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼 CEO:呉 文精、以下ルネサス)は、このたび、データセンタ内に設置されるサーバとルータ間の通信に用いられる100Gbps(ギガビーピーエス)光トランシーバ用光源に、25Gbps×4波長対応直接変調型DFB LD(分布帰還型レーザ・ダイオード(注1))を開発しました。当社は新製品を「NX6375AAシリーズ」の名称で、量産出荷を開始いたします。

 新製品は、高速通信と高温環境下での安定動作の両立が課題となる100Gbpsの高速ネットワーク向け光トランシーバに対し、(1)業界で初めて−5℃〜85℃の動作温度において1波長あたりの容量が最大28Gbpsとなる安定動作特性を量産レベルで実現し(注2)、4波長使用することにより100Gbpsの光通信が可能、(2)MTTF(Mean Time To Failure:平均故障時間)10万時間の高信頼性(注3)、という特長を有しています。
 新製品を採用することでユーザは、高温環境下でも高速通信が可能で信頼性の高い光トランシーバや光モジュールを開発し、データセンタのサーバやルータへの搭載が可能となります。
 新製品はチップ形態での出荷となり、サンプル価格は1波長あたり5,000円(税別)で、量産は2017年4月に4波長合計で月産10万個を計画しております。

 近年話題となっているIoT時代のクラウド・コンピューティングの進展により、インターネットと接続し、大容量のデータを預かるデータセンタの規模・処理容量は、年率59%(ルネサス調べ)の急増が見込まれています。その環境下でデータセンタ内のサーバとルータ間の通信に用いられる光トランシーバにおいては、伝送速度の高速化が要求されており、現在主力の40Gbpsから切り替わっていく100Gbpsのシステムが、年率75%(ルネサス調べ)の伸張率で立ち上がると見られています。しかしながら通信速度に比例して高まるシステムの発熱は、システムの稼働状況を不安定にする恐れがあるため、このネットワークの高速化においては、高速通信と高温環境下での安定動作の両立が、光トランシーバにとっての大きな課題となります。
 当社は光通信の速度が10Gbpsであった2004年より同分野に向けて半導体レーザ・ダイオードを市場投入してまいりました。新製品は今後の通信システムの主力となる100Gbpsのシステムに対応し、上記の課題を解決し、ユーザの光トランシーバの高速化と高温安定動作の実現に貢献いたします。

 新製品の特長の詳細は以下のとおりです。

 ◇特長の詳細・別紙は添付の関連資料を参照

 *本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。

 ※本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。







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