Article Detail
三井物産、再保険アセットマネジメント事業へ参画
再保険アセットマネジメント事業(New Ocean Capital Management社)への参画
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、大手(再)保険会社XL Group Plc(本社:バミューダ、NYSE上場、以下「XL」)並びに保険・金融関連の大手PEファンドマネージャーStone Point Capital(以下「SPC」)が運営する再保険アセットマネジメント会社であるNew Ocean Capital Management Limited社(以下「NOCM」)の株式15%を同社既存株主から取得しました。
NOCMは、2013年にバミューダで設立された株式会社で、保険リンク証券(Insurance Linked Securities=ILS)と呼ばれる、主として自然災害リスクを対象とした保険・金融商品を取り扱うファンドの運用を受託する資産運用(アセットマネジメント)会社です。
三井物産は本事業への参画と同時に、NOCMが運用を受託するファンドへ累計1億米ドル(既出資の21百万米ドルを含む)出資することにも合意しました。払い込みは2017年3月期下半期から2018年3月期にかけて行う予定で、XL並びにSPCと共同してNOCM事業の拡大に取り組むことを通じて、自然災害リスクに対する安定的なヘッジ策を保険会社に供給していきます。
尚、三井物産は子会社のジャパンオルタナティブ証券株式会社(本社:東京千代田区、社長:片山 敦司、以下「ジャパンオルタナティブ証券」)を通じて、2001年から様々なアセットを投資対象とする、いわゆるオルタナティブ金融商品(※1)の販売実績を積み重ねています。NOCMが運用を受託するファンドに就いても日本国内の投資家向けの取扱を予定しており、これまで以上に多様な投資機会を提供していきます。
■NOCM社概要
正式名称:New Ocean Capital Management(ニュー・オーシャン・キャピタル・マネジメント)
所在地:バミューダ
設立:2013年7月
出資構成:XL:第一位株主(過半数保有)、当社:15%、SPC運用ファンド(Trident Fund)、NOCM経営陣
事業内容:現金担保による自然災害リスクの再保険引受を行うファンドや自然災害リスクを証券化したキャット・ボンド(※2)への投資等の業務を受託するアセットマネジメント事業
代表者の役職・氏名:CEO・Chris McKeown(クリス・マッキーオン)
(※1)オルタナティブ金融商品:上場株式や債券などの伝統的な資産とは異なる、ヘッジファンド、不動産ファンド、PEファンド、キャット・ボンドなどの金融商品のこと。
(※2)キャット・ボンド:自然災害リスクを証券化し、年金基金等の機関投資家に幅広く販売される金融商品のこと。
■当社出資スキーム
*添付の関連資料を参照
・ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、四半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。