オンキヨーと富士通コネクテッドテクノロジーズ、スマホなど機器開発で協業

オンキヨーと富士通コネクテッドテクノロジーズ、機器開発で協業
スマートフォンのオーディオ出力をオンキヨーが監修
オーディオプレーヤークラスの高品位な音質を実現


　オンキヨー株式会社（本社：大阪府大阪市　代表取締役社長：大朏宗徳　以下「オンキヨー」）と富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社（本社：神奈川県川崎市　代表取締役社長：高田克美（◇）　以下「富士通コネクテッドテクノロジーズ」）は、スマートフォンを中心とした機器開発において協業を開始、このたび、スマートフォン用のオーディオ回路における出力部分について当社のオーディオノウハウを施し、スマートフォンでは最高クラスとなる音質を実現いたしました。なお、同回路は本日発表のNTTドコモ向け「arrows　NX　F−０１J」に搭載されました。

　◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照

　※ロゴは添付の関連資料を参照

【開発協業に至った経緯】
　デジタルオーディオプレーヤー（DAP）とそれに続くスマートフォンの登場とその進化により音楽再生の環境が大きく変化する中、オンキヨーグループにおいては、DAPやスマートフォンが音楽再生の中心となり、ハイレゾ音源のダウンロードから、ネットワーク対応のAV機器、ワイヤレススピーカーやヘッドホンなどあらゆるAV機器とつながる独自のエコシステムを構築することで、高品位な音楽体験による価値提案を推進し新たな顧客ニーズや事業環境の開拓を目指しております。
　一方、携帯端末の技術開発においては、すべてのモノがインターネットで繋がるIoT時代を迎え、ICT（情報通信技術）の利活用領域も今までの枠を超えた新しい分野へと拡大しております。富士通コネクテッドテクノロジーズが携帯電話開発において培ってきた無線通信技術、センシング技術、セキュリティ技術等とオンキヨーが保有する音響や映像技術を融合することで、新たな可能性を見出し、様々なサービスへと応用先技術を拡げていくことにより、新たなビジネス領域の拡大ならびに新たな価値創造を目指しております。
　そしてこのたび、これまで当社で蓄積されたハイエンドオーディオプレーヤーに関するアナログ回路およびデジタル信号処理等のノウハウを活かし、オンキヨーが定める厳格な音質基準に沿った、スマートフォン用オーディオ回路の出力性能を向上することが可能になりました。これにより音楽再生における音質が飛躍的に改善、よりいい音で音楽をお聴きいただくことができます。その第一弾として本日発表の富士通コネクテッドテクノロジーズのNTTドコモ向け「arrows　NX　F−０１J」に当社ノウハウが施されることとなりました。デジタルノイズや歪の少ない、オーディオプレーヤークラスの高品位な音質を実現します。なお、採用製品は、オンキヨーが定めた音質基準を満たしている証として「TUNED　BY　ONKYO」のロゴを販促物等に明示し、同カテゴリー内において極めてクオリティの高い音質性能を実現していることを訴求いたします。
　オンキヨーと富士通コネクテッドテクノロジーズは、今後も双方のブランド力や優れた技術などを互いに有効活用し、スマートフォンの音質向上をはじめIoT環境も見据えた高度なコミュニケーションツールとしての高付加価値な携帯情報端末の開発を行うことや、両社の開発から販売に至るまでの経営資源も相互で活用し、国内はもとより海外を含めた新規販路を開拓するなどの協業を検討して参ります。

【オンキヨー株式会社について】
　１９４６年の創設以来、音質と品質にこだわりを持ったオーディオ製品の開発に取り組んでいます。独自で革新的な技術を投入した製品の数々は、業界をリードするオーディオ誌などで高く評価され、数多くの受賞歴を有しています。一貫して卓越した優れた製品やサービスを提供することを目指し、業界の最前線で革新的なホームシアター製品やデジタル製品を開発しています。

【富士通コネクテッドテクノロジーズについて】
　富士通株式会社のモバイルフォン事業を母体とし、２０１６年２月に設立され、携帯端末の企画、開発、設計、販売、および保守・修理サポートに取り組んでいます。高性能・高品質なハイエンドスマートフォンから手ごろな価格で初心者にも使いやすいミドルレンジスマートフォン、及び、軽量かつ堅牢性の高いタブレット、さらには圧倒的なロングセラーであるらくらくホンシリーズと幅広いニーズにお応えする製品ラインナップで、お客様にベストフィットな商品をご提供しております。


以上