Article Detail
JT、韓国社とHIF−PHD阻害薬「JTZ−951」に関するライセンス契約を締結
JW PharmaceuticalとのHIF−PHD阻害薬「JTZ−951」に関する
ライセンス契約締結について
日本たばこ産業株式会社は、当社が創製し開発を進めてきた低酸素誘導因子−プロリン水酸化酵素含有タンパク質(Hypoxia Inducible Factor−Prolyl hydroxylase domain containing protein、HIF−PHD)阻害薬「JTZ−951」につきまして、JW Pharmaceutical(以下 JW)と、腎性貧血を適応とする経口薬の韓国における独占的開発・商業化権に関するライセンス契約を本日締結いたしましたので、お知らせいたします。
JTZ−951はHIF−PHDを阻害しHIFを安定化することで,内因性のエリスロポエチン(EPO)産生を亢進させることに加えて鉄代謝分子の発現を制御し,赤血球の産生を高める薬剤です。
本剤は、現在日本国内において第II相臨床試験の段階にあり、韓国においては、今後JWが臨床開発を行っていくこととなります。
なお、本契約の締結による当期の業績への影響は軽微です。
■腎性貧血について
腎性貧血は慢性腎臓病(CKD)患者における深刻な合併症の一つであり、腎機能障害に伴う腎臓でのEPO産生能低下がその主たる要因と考えられています。
腎性貧血による赤血球数の減少に伴う酸素供給不足は、臓器でのエネルギー産生を低下させ、日常生活における運動能や活動性の低下を招き、Quality of life(QOL)の低下を来たします。さらに大規模な観察研究から、貧血はCKDの進行や心不全の独立した危険因子であると考えられています。
■JW Pharmaceuticalの概要
名称:JW Pharmaceutical CORPORATION
所在地:韓国 ソウル
設立:1945年
CEO:Lee Kyung−Ha(リー キョンハ)
COO:Han Sung−Kwon(ハン ソングォン)
事業内容:抗がん剤等の研究および開発;輸液、抗生剤等の専門医薬品の製造販売
売上高:434,352百万ウォン(2015年12月期)
従業員数:1,095名(2015年12月末)
その他:韓国取引所に上場
詳しくは、http://www.jw-pharma.co.kr/pharma/en/main.jspをご覧ください。
以上