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ポーラ化成、バラ科のアロニアベリーに体内のエネルギー産生を向上させる作用を確認
バラ科のアロニアベリーに体内のエネルギー産生を向上させる作用を確認
年齢とともに太りやすくなる女性のダイエットをサポートする可能性
ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:東京都品川区 社長:岩崎泰夫)は、バラ科のアロニアベリー(学名:Aronia melanocarpa)に、体内のエネルギー産生を向上させる作用があることを新たに見出しました。
※参考画像は添付の関連資料を参照
多くの方が年齢とともに太りやすく、やせにくくなると感じています。特に女性は更年期前後にウエスト周囲に脂肪がつきやすくなり「中年太り」を意識するといわれています。その原因として、運動量の減少や筋肉量の減少、ホルモンバランスの変化とともに、加齢による自律神経の活動低下やエネルギー産生の低下が考えられています。そこで、「中年太り」を解消するためには、運動不足の解消などだけでなく自律神経の活動を活発にすることや体内のエネルギー産生を向上させることが有効であると考えられます。
アロニアベリーは、ポリフェノールやアントシアニンを豊富に含み、その量はブルーベリーの約2倍といわれています。ポーラ化成工業株式会社では、アロニアベリーの機能性に着目し、新たな機能性食品素材としての研究を進めてきました。これまでの研究から、アロニアベリーを摂取すると自律神経の活動が高まることを見出しています(2010年 第64回 日本栄養・食糧学会大会にて発表済、グラフ1)。さらに今回、アロニアベリー中の特徴的な成分に、脂肪を熱にかえる作用があることを新たに発見しました。これにより、アロニアベリーには体内のエネルギー産生を向上させる作用があることが示唆されます。
これらアロニアベリーのもつ自律神経の活動を上昇させる作用やエネルギー産生を向上させる作用から、アロニアベリーは特に「中年太り」に悩む女性のダイエットサポートに役立つことが期待されます。
ポーラ化成工業株式会社はこの研究成果を、「日本農芸化学会 2011年度大会」で発表しました(本大会は震災の影響により中止となりましたが、特例として大会講演要旨集の発行をもって成立となりました)。なお、ポーラ・オルビスグループのオルビス株式会社から、アロニアベリーを配合した飲料およびサプリメントを今夏発売する予定です。
<研究結果:アロニアベリーに体内のエネルギー産生を向上させる作用を確認>
※添付の関連資料を参照