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第一三共、マラリア治療薬創製に関する共同研究契約を締結

2016-10-11

革新的なマラリア治療薬創製に関する共同研究の進展について


 第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、Medicines for Malaria Venture(本部:スイス・ジュネーブ、以下「MMV」)と革新的なマラリア治療薬開発に向けた新たな研究プログラム「リード化合物最適化プロジェクト」に関する共同研究契約を締結しましたのでお知らせいたします。
 当社とMMVは、2013年6月に、当社が保有する約5万の化合物の抗マラリア活性を調べる「ハイスループットスクリーニング(HTS)プロジェクト」を開始し、抗マラリア活性を持つ3つの化合物シリーズを得ました。
 2015年3月からは、これら3つの化合物シリーズの誘導体展開を行う「リード化合物探索プロジェクト」へと移行し、グローバルヘルス技術振興基金(Global Health Innovative Technology Fund、以下「GHIT Fund」)とMMVの基準を満たす2つの新規リード化合物候補が得られました。
 この結果、2016年10月より、新規マラリア治療薬として相応しい製品特性を持つ臨床候補化合物の創出を目的とした「リード化合物最適化プロジェクト」へと進展させることとし、本契約を締結しました。なお本プロジェクトは、GHIT Fundの「製品開発プログラム」として採択され、2年間で約1.8億円の研究資金の提供を受ける予定です。
 当社は、医薬品の創出や開発途上国における医療アクセスを改善する取り組みを通じ、国連加盟国が採択した持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」に資する活動を行っています。今回のマラリア治療薬創製に関する共同研究に、当活動の一環として取り組んでいくことで、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献してまいります。

以上

■Medicines for Malaria Venture(MMV)について
 MMVは、マラリア治療薬の研究開発に優れた非営利団体として知られ、マラリアの根絶を目指した次世代型のマラリア治療薬創製にも注力しています。世界保健機関(WHO)のグローバルな技術戦略に沿い、MMVは新規マラリア治療薬として相応しい特性を明確にし、またマラリア薬研究の世界的なネットワークを築き上げています。
 詳しくは、http://www.mmv.orgをご覧ください。

■グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)について
 公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、グローバルヘルス分野の製品開発に特化した世界初の官民パートナーシップとして、日本政府(外務省、厚生労働省)、製薬企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカムトラスト、国連開発計画の共同出資により運営される、国際的な非営利組織です。GHIT Fundは2013年4月に設立され、世界の最貧困層の健康を脅かす感染症と闘うために、製品開発パートナーシップへの投資ならびに、ポートフォリオマネジメントを行っています。開発途上国に蔓延するHIV/AIDS、マラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症の制圧を目指し、日本と海外の研究機関の連携促進を行い、製品開発パートナーシップへの投資を通じて新薬開発を推進しています。
 詳しくは、http://www.ghitfund.orgをご覧ください。




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