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大成建設、目地のない軽量膜天井「T−Ceiling Membrane」を開発

2016-10-08

目地のない軽量膜天井「T−Ceiling Membrane」を開発


 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、大面積の天井面に適用可能な目地のない軽量膜天井「T−Ceiling Membrane」を開発しました。

 東日本大震災で発生した建物の天井落下、損傷被害を受け、国土交通省より天井の脱落防止に関する新告示が平成26年4月に施行されたことから、天井の安全性を確保するため、様々な耐震天井や軽量天井が開発されています。その中で膜天井は、軽量で意匠性の高い膜材を天井材に使用しており、落下の心配が少ない工法として注目されています。しかし、一般的な膜天井はアルミフレームに膜材を貼った格子状のパネル型膜天井が多く、パネル自体の落下を防ぐため、落下防止ワイヤーの施工が必要となります。また、パネルの周囲に目地が入るため、目地のない大きな天井面を実現できないなどの課題があります。
 そこで当社は、大面積の天井面に適用可能で、より安全性が高く、意匠性を備えた軽量膜天井「T−Ceiling Membrane」を開発しました。

 ◇イメージ画像は添付の関連資料を参照

「T−Ceiling Membrane」の特徴は以下のとおりです。

(1)安全な天井を実現
 安全性能の高い鋼材フレームを下地材に、軽量な膜材(約0.35kg/m2)を仕上げ材に採用しているため、天井の脱落防止に有効で、建築基準法上の特定天井(※)に該当する場所でも適用できます。

 ※特定天井:脱落によって重大な危害が生じるおそれのある天井で、6mを超える高さがあり、面積200m2を超えて、質量2kg/m2を超える吊り天井で、人が日常利用する場所に設置されているもの
 
(2)目地のない大きな天井面を構築
 「T−Ceiling Membrane」は、基本モジュールで最大約1600mm×5000mmのサイズまで対応可能で、下地材の下部に空調、ライン照明、その他設備機器を集約し、膜材の支持フレームと一体化することで目地のない大面積の天井面の構築が可能です。

(3)自由な意匠を展開
 色、柄、吸音性能などの異なる膜材を用いることで、様々な意匠に対応できます。また、半透過性の膜材とオプションとして膜内部のLED照明を組み合わせることにより、光膜照明などの構築が可能で、様々な明るさ感、色味を創出でき、空間演出のバリエーションが広がります。

 ◇参考画像は添付の関連資料を参照

 *膜材:ガラス繊維に塩化ビニルシート(不燃)を貼り合せた物を使用、重量は0.35kg/m2

 今後、当社では、本軽量膜天井「T−Ceiling Membrane」を、特定天井に該当するホールや会議センターをはじめ、学校・教育施設等の公共建築物、店舗などに幅広く適用を図ってまいります。




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