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三井物産、モロッコで大型石炭火力発電所建設を受注

2011-05-13

モロッコで大型石炭火力発電所建設を受注



 三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、このたび、韓国大手建設会社の大宇建設(本社:大韓民国ソウル市、以下「大宇建設」)と共同で、発電事業会社のジョルフ・ラスファールエナジーカンパニー5&6(本社:モロッコ王国エルジャディダ市、以下「JLEC5&6」)から、モロッコに於ける大型石炭火力発電所建設(出力合計700MW)を受注しました。JLEC5&6はアブダビ政府系エネルギー会社(TAQA)傘下の発電事業会社で、受注金額は約1,000億円。設計から据付までを一貫して請け負うフルターンキー建設契約で5号機は2013年12月、6号機は2014年4月の完成を目指します。日本企業によるフルターンキー契約ベースの発電所建設としては、受注金額、発電能力共に、北アフリカ最大規模となります。

 受注した石炭火力発電設備は、モロッコでは初となる排煙脱硫装置(*1)を導入する発電プラント(出力350MWx2系列)で、カサブランカの南西約100kmにあるエルジャディダ市近郊に位置し、同じくTAQA子会社であるジョルフ・ラスファールカンパニーが運営している発電所(出力300MWx4系列)に隣接して増設されるものです。2011年4月に発電所現場工事事務所が完成し、現場での建設工事が今後本格的に開始されます。

 三井物産は、三菱重工業製の蒸気タービン・発電機、IHI製のボイラー等、高効率の日本企業製の主要機器を採用する環境負荷の低い設備を提案。また、建設・据付で高い競争力を有する大宇建設とのパートナーシップを通じ、日・韓両国それぞれの競争優位性を融合することで、歴史的に同地域で強いプレゼンスを持つ欧州勢や価格競争を仕掛ける中国勢を抑え、今回の受注となりました。

 モロッコ含めた北アフリカ地域では、今後とも太陽熱発電や風力発電をはじめとするインフラ案件が多数計画されています。三井物産は今回の受注を契機に、同地域での案件開発に注力していく方針です。


*1 脱硫設備は発電所から排出される石炭燃焼排ガスに含まれている硫黄酸化物等を90%以上除去し、大気汚染を防止する為のものです。


<ジョルフ・ラスファール発電所地図>

 ※添付の関連資料を参照


ご注意:
 本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。

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