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パスコ、ICT土工向けi−Construction専用ソフトウェアサービスの提供を開始
3次元データを活用した土量計算や出来形管理をサポート
ICT土工向けi−Construction専用ソフトウェアサービスの提供を開始
株式会社パスコ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:古川顕一、以下:パスコ)は、2016年6月から既に提供している「ドローン(無人航空機、UAV:Unmanned Aerial Vehicle)を活用した3次元測量とデータ加工・処理サービス」(※)に加え、収集・生成した3次元データを使った土量計算や出来形管理を行うための専用ソフトウェアを開発、2016年10月から提供を開始します。
パスコは、3次元データの収集から活用まで一貫したサービスの充実を図ることで、土木工事現場における生産性向上を推進します。
労働人口の減少や高齢化などの影響により、建設・土木分野の生産性向上が大きな課題となっています。国土交通省は、ICT土工を2016年度から全面的に実施するため、調査・測量、設計、施工、検査のプロセスにおいて、これまでの紙図面を前提とした基準類を変更し、3次元データによる15の新基準を整備、今年度から実際の工事発注への適応を開始しています。
このたび、パスコが提供を開始するi−Construction向けの専用ソフトウェア「PADMS:i−Con(パダムス:アイコン)」は、期間契約にてライセンスを提供するソフトウェアサービスです。
■i−Construction専用ソフトウェア「PADMS:i−Con」の概要
「PADMS:i−Con」は、i−Constructionの新基準に対応した土量計算や出来形管理、評価・検証・成果物作成などに特化した利便性の高い専用ソフトウェアです。
本ソフトウェアの基盤システムには、高速処理と高いレスポンス性能に強みを持つパスコが開発した「PADMS」を採用しています。「PADMS」は、航空写真や人工衛星画像のほか、レーザ計測により得られる3次元座標点群などの大容量データの表示・解析などを行うためのソフトウェアです。特に1秒間に50万点以上の3次元点群データを取得する計測専用車両MMS(モービル・マッピング・システム)などの3次元計測データの加工・処理に多くの実績を持ち、自動走行システム用の高精度道路基盤情報の構築にも使用しています。
【主な機能】
・ドローン空撮成果(写真・撮影位置)、標定点・検証点データの取込機能
・設計3次元モデルの取込機能
・出来形評価用メッシュデータの自動生成機能
・計測点群データの間引き機能
・設計3次元モデルと計測点群データの較差評価機能
・土量算出・評価機能
・出来形管理図表作成支援機能
【提供価格】
1ライセンスあたり、年額35万円(税別)のライセンス使用料にて提供します。契約は、現場で使用される期間(月単位)での契約が可能です。
また、契約期間中はソフトウェアのバージョンアップにも対応し、ヘルプデスクなどのサポート体制も充実しています。
【画面イメージ】
*添付の関連資料を参照
(※)ドローンを活用した3次元測量・加工処理サービス「i−Con測量サービス」の概要
パスコと西尾レントオールが協働で提供する本サービスは、パスコがドローンによる撮影計画の策定とデータ加工・処理技術を提供、西尾レントオールが豊富な建設・工事会社との営業ネットワークを生かし、ドローンレンタルと運航技術者派遣を行い、土木工事現場の生産性向上に資するドローン活用を支援するものです。
報道資料(2016年5月30日)⇒http://www.pasco.co.jp/press/2016/download/PPR20160530J.pdf
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パスコ
(お客様)カスタマーセンター TEL:0120−494−800
お問い合わせフォーム http://www.pasco.co.jp/contact/