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トクヤマ、マレーシア子会社の第三者割当による新株発行と子会社株式の譲渡
子会社の第三者割当による新株発行及び子会社株式譲渡による
子会社の異動に関するお知らせ
当社は、平成28年9月28日開催の取締役会において、下記の通り、当社の連結子会社であるTokuyama Malaysia Sdn. Bhd.(以下、「トクヤママレーシア」という。)がOCI Company Ltd.(以下、「OCI」という。)を引受先とする第三者割当による新株式発行を行うこと、及び、当社が保有するトクヤママレーシアの株式の全てを、OCIに譲渡することを決議しましたのでお知らせいたします。
なお、当該の一連の取引の結果、トクヤママレーシアは最終的に当社の連結範囲から除外されることとなります。
記
1.子会社異動の理由
当社は、太陽電池向け及び半導体向け多結晶シリコン事業拡大を目的として、平成21年8月、マレーシアのサラワク州にトクヤママレーシアを設立いたしました。当地に建設した多結晶シリコン製造用プラントに関して、生産設備の技術的問題や、太陽電池向け多結晶シリコン市況の大幅な悪化により、これまで2度にわたる巨額な減損損失を計上いたしました。事業継続に向けて設備の改良や生産性向上の努力を重ね、一定の生産性を確保できる状態に達しました。一方で、トクヤママレーシアの事業構造をより強固にすることを目的に、他社との提携も視野に入れ、あらゆる検討を行ってまいりました。
その結果、多結晶シリコン製造を含めた太陽電池事業をグローバルに展開しているOCIに、トクヤママレーシアを譲渡することが最善の選択であるとの結論に至り、この度、OCIを引受先として第三者割当増資を実施し、その後、当社の所有するトクヤママレーシアの株式の全てをOCIへ譲渡することで合意に達しました。
※2〜6の表資料は添付の関連資料を参照
7.特別損失の計上及び今後の見通し
今回の一連の取引の結果、トクヤママレーシアは当社の連結範囲から除外されることとなります。また、トクヤママレーシアの株式をOCIへ譲渡することに伴う事業譲渡損として約80億円の特別損失の計上を平成29年3月期第4四半期に見込んでおりますが、同社の今後の業績等によって損失額が変動する可能性があります。また、本件により平成29年3月期において税金費用約80億円の減少を現時点において見込んでおります。
平成29年3月期連結の通期業績予想につきましては、現在精査中であり、業績予想の修正が生じる場合は速やかにお知らせいたします。
以上
※「トクヤママレーシアの譲渡」は添付の関連資料を参照