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アバールデータ、テラバイト・データを高速保存/高速取出するストレージボードを販売

2011-05-12

1.7GB/secのスピードでテラバイト・データを高速保存/高速取出するストレージボードを開発・販売開始


 株式会社アバールデータ(以下アバール。代表:嶋村 清、本社:東京都町田市旭町1−25−10、URL:http://www.avaldata.co.jp、E−Mail:sales@avaldata.co.jp)は、1.7GByte/secのスピードとテラバイト容量の高速保存および高速取出しを可能にするPCIExpress規格の大容量ストレージボード「APX−880」を開発・販売開始する。

 「APX−880」は、記録媒体にSDカードを採用。ボード上にSDカードスロット18個(データ用16個、パリティ用2ヶ)を搭載し、容量64GBのSDカードであれば1TB搭載できる。オプションで18スロットを持つ拡張ボードSDM−18も用意され、64GB SDカードであれば2TB搭載することが出来る。ボードのバス規格はPCI Express2.0(Gen2)×4レーンに対応し、高速でデータ書き込み・読み出しを可能にしている。また、外部I/Fとして、光通信I/F(GiGA CHANNEL:ギガチャネル)を搭載し、ボード間を17Gbpsの転送速度で高速通信も可能にする。
 今回開発したAPX−880は、2011年5月10日(水)、東京ビッグサイトで開催される「第14回組込みシステム技術開発展(ESEC)」のアバールデータ会場で発表される。 APX−880は、2011年5月16日より受注開始し、7月末日より出荷開始を予定している。

 製品名 :テラ・ストレージ・ボード
 型式名称:APX−880
 受注開始:2011年5月16日
 予定価格:¥390,000(消費税別)


■APX−880の特長

●SDカードを使用し大容量かつ高速アクセスを実現(*1)
 ・SDHCおよびSDXCをサポート  ・実行速度 1.7GB/Sec (*2)
 ・拡張モジュールSDM−F18搭載により、4TByte搭載可能(*3)

●PCI Express2.0Gen2 (5.0Gbps)x4レーン対応 

●光通信 I/Fを搭載し、高速データ通信が可能(光モジュールはオプション)
 ・通信速度 :8.5Gbps×2ch  ・最大実効速度 :1.6GB/sec以上
 ・GiGA CHANNEL通信互換(*4)

●汎用拡張I/FとしてLVDS I/Fを搭載し、高速データ通信が可能(オプション拡張モジュールSDM−F18に使用)
 ・通信速度 :1.6Gbps×18ch

●ストレージ帯域用バッファとしてDDR3−SDRAM(512MByte)を搭載

●ストレージでは、全てDMAを使用。DMAコントローラを制御してCPUに負荷を掛けることなくストレージすることが可能

●データの書き込み/読み出しは、データファイル単位で実行

 *1)株式会社テクノスコープ( http://www.technoscope.co.jp )と共同開発したSDカード用FPGA−IPを実装
 *2)UHS104対応、Read 95MB/sec、Write 80MB/sec想定 
 *3)128GB×32枚搭載時 
 *4)アバールデータ製GiGA CHANNELボード APX−781またはAPX−782に対応

■データの書き込み/読み出しに関して
 ◎FATのようなファイルシステムはサポートしない。データファイルという概念で管理を行なう。
 ◎データファイルは、APX−880 のSDカード領域に名前を付けて確保。
 ◎データファイルをオープンし、オープンしたデータファイルに対して読み込み/書き込みを行う。書き込みは、ストリーム形式。
 ◎読み込みはデータファイルの指定領域から読み出す。


■拡張モジュールSDM−F18
 SDHC及びSDXCカードを最大18枚実装できる拡張モジュール
 販売予定価格は¥70,000(消費税別)


■ギガチャネルに関して
 光通信ボード「ギガチャネル(GiGA CHANNEL)は、製品上の共有メモリを光ファイバケーブルでループ状に接続し、この間を通信データを載せたフレームを順次転送、高速なデータ転送を可能にしているアバールデータのオリジナル製品。同シリーズは発売以来、累計20,000台以上を出荷し、半導体製造装置など様々な産業用機器の装置内/装置間通信用に使用されている。ギガチャネルの最大の利点は、1)転送速度の早さに加え、2)通信時の速度安定性(コリジョンが発生しないため実行伝送速度が予測できる)や耐ノイズ性、3)接続するだけで使える作業性(プロトコル処理はハードウェアで行われる)などが上げられる。


■株式会社アバールデータ:
 株式会社アバールデータ(代表取締役社長:嶋村 清、資本金:23億5409万円、従業員数:170人)は、1959年(昭和34年)8月に設立。FA分野にいち早くマイクロコンピュータ技術を導入し計測機器・制御機器の開発。1979年(昭和54年)には、ポータブルタイプのPROMプログラマPecker(ペッカー)−1 発表。その後ペッカーシリーズは、高い評価を得、1985年(昭和60年)には通産省選定グッドデザイン商品にも選定された。1985年(昭和60年)より、VMEbusを採用した各種ボードコンピュータを開発。1997年には国産初のCompactPCIバスのモジュールコンピュータを発表。現在は、組込み用のコンピュータシステム製品を中心に画像処理や通信、CTI分野などの技術を持ちEmbedded Systemをハード/ソフト両面から総合的に提供している。1991年(平成2年)株式公開(現JASDAQ)。1995年(平成6年)の世界標準の品質システムISO9001の認証を取得。2001年には環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得。関連会社に株式会社アバール長崎がある。


  ※ 商品画像などは、関連資料参照

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