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ナガセケムテックスと林原など、製パン用酵素「デナベイクEXTRA」を発売
新製品発売のお知らせ
製パン用酵素『デナベイク(R)EXTRA』を長瀬産業から10月に発売
パンに「ボリュームアップ」と「柔らかさ」を付与
林原がNAGASEグループ入りして初の共同開発製品が誕生
このたび、NAGASEグループのナガセケムテックス株式会社(大阪)は、株式会社林原(岡山)と共同開発した製パン用酵素『デナベイク(R)EXTRA』を、新商品として酵素剤のラインナップに加え10月3日より長瀬産業株式会社(東京)から発売いたします。
パン製造時に本酵素を使用することで、パンの「ボリュームアップ」と「柔らかさの持続」に効果を発揮します。また、非遺伝子組換え(Non−GMO)製品として、国内外での幅広い利用が期待されます。
なお、本製品は、ナガセケムテックスと2012年にNAGASEグループ入りした林原との初めての共同開発製品です。
※製品画像は添付の関連資料を参照
<デナベイク(R)EXTRAの特長>
●パンの「ボリュームアップ」と「柔らかさの持続」に効果
●柔らかさを出しながら口どけも良いという新たな食感
●非遺伝子組換え製品として、国内外での利用に対応
製造元:ナガセケムテックス株式会社
販売元:長瀬産業株式会社
NAGASEグループの製造機能の中核を担うのが、ナガセケムテックスと林原です。ナガセケムテックスは、様々な酵素を量産し製剤化する優れた技術ノウハウを有し、林原は、酵素を使って高付加価値の機能性糖質を製造することに長けており、独自酵素を多数所有しています。この両社は互いが得意とする酵素事業のシナジーを模索し、共同研究を進めて参りました。
その結果、林原が持つ糖化用の独自酵素、エキソマルトテトラオヒドロラーゼ(G4生成酵素)が、製パン用として有用な酵素であることを見出しました。通常、パンの製造には、さまざまな酵素が使われ、その種類によって出来上がったパンに特徴が生まれます。今回の酵素を使用したパンを評価したところ、「ボリュームアップ」と「柔らかさの維持」という効果が認められました。また、柔らかさを出しながら口どけも良いという新たな食感も確認されました。
現在、様々な加工食品において遺伝子組換え(GMO)品が使用されています。製パン業界でもGMO由来の原料や酵素などが使用されおり、徐々にその使用を懸念する声が上がっています。今回発売する酵素は、非遺伝子組換え(Non−GMO)品で、厚生労働省告示の既存添加物名簿にも収載されております。このように日本での安全性が認められた、Non−GMOの酵素剤が、製パン用酵素として新たに加わったことは、製パン業界にとっても大きな意義のあるものと考えます。
また、NAGASEグループにおいても、グループの中核を担うナガセケムテックスと林原の間で、初めてとなる共同開発製品が生まれたことは、意義深いものと考えており、今後の事業展開が進展するものと期待しています。
長瀬産業としては、この製パン用酵素『デナベイク(R)EXTRA』を食品用酵素製剤の主力製品として育てるべく、今後活発な、販売活動を行っていく予定です。
※リリース詳細は添付の関連資料を参照