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日立と日立ビルシステム、アジア・中東地域向けに新型機械室レスエレベーターを発売

2016-09-28

日立がアジア・中東地域向けに新型機械室レスエレベーターを発売

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と、株式会社日立ビルシステム(取締役社長:佐藤 寛)は、アジア・中東地域向けの新型機械室レスエレベーターを2016年9月30日から国別に順次発売開始します。本エレベーターは日本で開発を行い、日立における最新技術を搭載したエレベーターです。
 本エレベーターはデザイン性に優れるだけでなく、各国のエレベーター規格を満たすとともに、お客さまの要望に短納期で柔軟に対応するために、基本仕様を標準化する一方、意匠と機能面には日本国内向けの最新仕様を適用し、電子安全技術に基づく高い安全性と、回生運転やLEDの採用による省エネルギー性、イオン発生装置の脱臭機能によるかご内環境の快適性を実現しました。

 近年、アジア・中東各国の昇降機市場においては、エレベーターを昇降させる巻上機や制御盤などを設置するための機械室を設けずに、これら設備をエレベーターの昇降路内に設置する機械室レスエレベーターの需要が高まっています。日立の海外昇降機事業では、従来は日本向け/中国向けの機械室レスエレベーターを、アジア・中東各国の法規・要求仕様に合わせてカスタマイズして販売してきましたが、本エレベーターの発売により、お客さまにより短納期で柔軟な対応ができるようになります。

 日立は、今後タイ・フィリピン・インドをはじめアジア・中東地域に対して、本エレベーターの販売を順次拡大します。またこうした活動を通して、同地域で5,000台規模の昇降機の受注をめざします。

■アジア・中東地域向け新型機械室レスエレベーターの仕様
1.安全性
 従来の昇降機の安全装置には、スイッチやセンサーなど機械式安全装置が使われていましたが、今回新たにマイコン(*1)制御を活用して高精度化した電子安全技術を採用したことにより、安全性が大きく向上しました。これは日立の納入した分速1,200mの超高速エレベーターの制御に採用されている新技術です。また、乗り口のドアには赤外線センサーを採用しており、エレベーター乗降時の乗降客のはさまれを防止します。さらにこのセンサー部が赤色に点滅することで、ドアが閉まるタイミングを利用者にお知らせする機能も搭載しました。

2.省エネルギー性
 かご内照明にLEDを採用することで、従来の蛍光灯採用機種と比較し照明消費電力量を低減(*2)しました。また、エレベーターの回生運転時に発生するエネルギーを建物で電力として利用できる機能を採用しました。

3.快適性
 かご上に設置したイオン発生装置がかご内にイオンを供給し、この脱臭効果のあるイオンの働きでかご内の空気を清浄に保ちます。

4.デザイン性
 日本国内向けの最新仕様を適用して、多数のかご天井デザインを準備し、またさまざまな情報を表示できる液晶ディスプレイなど、お客さまの幅広い要望に対応するデザイン性を実現しました。

 *1 マイコン:組込み用小型コンピュータのこと。
 *2 機種により低減率は異なります。

■アジア・中東地域向け新型機械室レスエレベーターの概要
 積載量:450kg〜1600kg
 定員:6人〜21人
 定格速度:分速60m〜105m


◆お問い合わせ先
 株式会社日立ビルシステム
 カスタマー・サポートセンター
 TEL:0120−7838−99(直通)

以上



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