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ソフォス、ネットワークセキュリティ・ソリューションプロバイダーのAstaro社を買収

2011-05-11

ソフォス、多様化するセキュリティ対策のニーズに対応するために、
ネットワークセキュリティ・ソリューションプロバイダーのAstaro社を買収

〜両社製品の統合により、場所や提供形態を問わず、
  ユーザーおよびITインフラストラクチャを保護する柔軟な次世代セキュリティ・ソリューションを実現〜


 法人向けセキュリティ・アンド・データプロテクション大手のソフォス(本社:英国アビンドン、日本法人:神奈川県横浜市・代表取締役:堀 昭一)は、株式非公開のネットワークセキュリティ・ソリューションプロバイダーであるAstaro社(本社:米国マサチューセッツ州ウィルミントンおよびドイツ カールスルーエ)の買収について正式合意に至ったことを発表します。今回の買収により、ユーザー、アプリケーション、そしてITインフラストラクチャ全体を考慮した効果的なセキュリティ・ソリューションの提供が実現します。

 複雑化するセキュリティの脅威からユーザーとITインフラストラクチャの両方を保護することが、現在のビジネスにおいて必要条件になりつつあります。
 さらに、モバイルデバイスの増加、オフィスから離れて業務を実施するリモートユーザーの増加、新たなアプリケーションプロトコル、ネットワークの分散化によって、セキュリティの脅威も日々拡大し多様化しています。企業がユーザー、ビジネス、そしてITに適用する必要があるセキュリティは、それぞれ新たな段階を迎えていることから今回のAstaro社の買収に至りました。

 ソフォスの最高経営責任者であるスティーブ・マンフォードは、今回の買収について次のように述べています。「Astaro社の包括的なネットワークセキュリティ・ソリューションのポートフォリオとソフォスのエンドポイント、モバイル、電子メール、Web に対しての脅威保護やデータプロテクション機能を統合することで、ユーザーにとって、どこにいても企業の情報にアクセスでき、操作・運用が簡単で包括的なセキュリティ・ソリューションを提供するという、当社のビジョンに沿った製品を今後も提供できます。」

 あらゆる規模の企業において、セキュリティの脅威に対して、包括的でかつ簡単、そして効率的な方法による、ユーザーと分散する業務拠点へのサポートが求められており、多機能なセキュリティ・アプライアンスの市場は成長を続けています。IDCによると、統合脅威管理(UTM)製品の市場は、2010年には全世界で20億ドルに達しており、2010〜2014年の年間成長率は13%になると予測されています。

 Astaro社は2010年5,600万ドルを売り上げ(前年比成長率30%)、世界第4位の統合脅威管理(UTM)専門のプロバイダーとして市場を牽引しています。その技術革新は優れた実績を残しており、充実した機能を実装するセキュリティ・ソリューションの堅牢なポートフォリオが評価され、急速に成長を続けています。Astaro社の製品は、ITセキュリティの脅威から世界各国の企業や政府機関のネットワークを保護しており、60カ国にわたって5万6千件の導入実績を誇ります。Astaro社には現在、3大陸で220名の従業員がおり、特にヨーロッパ・中東・アフリカ地域において市場をリードしています。

 Astaro社の最高経営責任者であるヤン・ヒッチャート氏は次のように述べています。「包括的で高品質の保護機能を実装するネットワークセキュリティ・ソリューションのニーズが急速に高まっていますが、企業は複数のセキュリティ・ソリューションを組み合わせることによる管理・運用の煩雑さに悩まされています。操作・運用が簡単でありながらも、包括的なセキュリティ・ソリューションを提供するという同じミッションを共有する企業として、今回ソフォスの一員になれることを誇りに思います。今後両社は協力して、ユーザーが業務を行う場所やネットワークの境界に関わらず、一貫性のあるセキュリティとWebおよびアプリケーション管理を実現する機能をお客様に提供していきます」


 今回の買収によって顧客およびパートナーにもたらされるメリット


◆業界初のエンドポイントおよびネットワーク全体に適用可能なコーディネート型の保護機能
 今回の買収により、両社のセキュリティポートフォリオが相互に補完され、エンドポイントだけでなく、ネットワーク全体をカバーするコーディネート型の保護機能とポリシーが提供されます。エンドポイント製品で培ったポリシー、セキュリティフィルタリングおよびナレッジをネットワークセキュリティ製品と組み合わせることで、管理およびレポート作成機能が統合され、「見える化」とセキュリティ機能が格段に向上した製品を提供できるようになります。

◆最高レベルの脅威保護機能およびデータプロテクションとWebおよびアプリケーション管理機能が組み込まれたソリューション
 複雑化する脅威とマルウェアから保護する包括的なソリューションを利用できるようになります。特に、Web、アプリケーションやソーシャルエンジニアリングを利用する攻撃については、SophosLabsや、マルウェアおよび脅威について深い知識を有する専門家が綿密な調査・分析を行い、その対策を講じます。

◆チャネル販売の拡充
 ソフォスとAstaro社の統合により、両社のパートナーはこれまで市場からのニーズがありながらも、提供できなかった包括的なセキュリティ・ソリューションとサービスをお客様に提供できるようになります。パートナーは、ソフトウェア、仮想、アプライアンス、クラウドサービスプラットフォームなど提供形態にこだわらずに、あらゆるエンドポイントおよびネットワークに対して、コーディネート型の脅威保護やデータプロテクション機能を提供できるようになります。また、これらのソリューションやサービスでは、エンドユーザーの場所に関わらず、リアルタイムに高性能のクラウド型保護機能を提供するSophos Live Protectionのセキュリティアップデートが活用されます。

 詳細については、http://www.sophos.com/press-office/astaro/default.aspx(英語)をご参照ください。
 Astaro社の詳細については、http://www.astaro.com/companyをご参照ください。


※ソフォスの社名、ロゴ、製品名はSophos Ltd.の登録商標です。
※本文中に記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。


<Astaro社について>
 Astaro社は、包括的で操作性に優れるネットワークセキュリティ・アプライアンスを提供しています。Astaro社の製品は、最高レベルのTCO(総保有コスト)で最新の保護機能を提供します。また、その提供形態も、ソフトウェアからハードウェアや仮想アプライアンス製品までと幅広く、導入先に合わせて柔軟に対応できます。世界各国に展開する2,500を超えるリセラーネットワークによって、これまで56,000箇所でAstaro製品が導入されており、企業や学校だけでなく、政府のネットワークをもITセキュリティの脅威から保護しています。
 Astaro社の本社所在地はドイツのカールスルーエです。Astaro社は、http://www.astaro.comから製品の無償ダウンロードサービスを行っています。


<ソフォスについて>
 ソフォス(本社:英国アビンドン、最高経営責任者:スティーブ・マンフォード)は法人向けITのセキュリティ・アンド・データプロテクションソリューションにおける世界的なリーディングカンパニーです。本社を英国アビンドンおよび米国ボストンに構え、ウイルス・スパム・スパイウェア・業務上不要なアプリケーション・不正侵入の阻止、ネットワークアクセス管理、セキュリティポリシー管理、データ保護のソリューションを提供しています。
 ソフォスのソリューションは政府・教育機関・製造・流通・金融その他あらゆる業種に提供されています。そのテクノロジーは世界150ヵ国以上1億ユーザー以上のお客様に採用されています。
 ソフォス株式会社は2000年7月に設立され、日本国内での販売、サポート、サービスの提供を行っています。そのソリューションは国内でもすでに3,500社以上で導入されています。詳細はソフォスのサイトをご参照ください。http://www.sophos.co.jp

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