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ローム、AEC−Q101準拠の3.3mm×3.3mmサイズMOSFET「AG009DGQ3」を開発

2016-09-15

AEC−Q101準拠の3.3mm×3.3mmサイズMOSFET「AG009DGQ3」を開発
業界最小クラス(※)でありながら、独自の端子・メッキ処理より実装の高信頼性を実現し、車載用途に最適
※エンジンECU部において

 ◇参考画像は添付の関連資料を参照

<要旨>
 ローム株式会社(本社:京都市)は、エンジンECU(*1)部をはじめ、電装化が進む各種車載アプリケーションに向けてAEC−Q101(*2)に準拠した超小型MOSFET「AG009DGQ3」を開発しました。「AG009DGQ3」は実装の高信頼性を実現した上、従来比最大64%の実装面積を削減することが可能な製品です。
 本製品はローム独自の端子構造を採用し、パッケージの端子幅を拡大したことにより、接合強度の強化に成功。さらにゲート端子の中央部にメッキ処理を行うことで、半田濡れ性が向上し、致命リスクとなるゲート端子外れの要因である半田クラックを半分以下に軽減。実装の高信頼性を実現しました。
 従来、車載電装に使用されるMOSFETは、品質を維持するために5mm x 6mmサイズのパッケージが主流でした。特に信頼性が要求されるエンジンECU部分においては同サイズが小型化の限界とされていましたが、ロームはこれまで培ってきたチップ技術とパッケージング技術のノウハウを駆使することにより、3.3mm x 3.3mmサイズの業界最小クラスの小型パッケージで実現。これにより、車載品質を維持しながら実装面積を最大64%削減し、アプリケーションの高機能化、小型化に貢献します。
 なお、本製品は2016年7月よりサンプルを出荷(サンプル価格500円/個:税抜)しており、2016年9月から当面月産4百万個の体制で量産を開始しています。生産拠点はロームアポロ株式会社(福岡県)となります。
 ロームは今後も車載向けに、高信頼・高性能を追求したMOSFETのラインアップを拡充し、小型化と安全に貢献していきます。

<背景>
 近年、自動車の事故防止対策や自動運転化が進むにつれて、自動車の電装化が急速に進んでいます。それに伴い、自動車に搭載されるアプリケーションの付加機能が増加しており、MOSFETの搭載数も増えてきています。その際、自動車にはアプリケーションの小型化・軽量化が要求されるため、パッケージ自体を小さくすることが求められます。従来はSOP8(5mm x 6mm)が主流でしたが、ロームはこれまで培ってきたパッケージング技術を駆使することで、AEC−Q101準拠のMOSFETで最小クラスのパッケージ開発に成功。お客様の要求に答え、製品の高信頼、小型化を実現します。

<特長>
 本製品は車載電装における小型サイズの3.3mm×3.3mmパッケージ「HSMT8AG」を採用しています。
 以下、パッケージの特長になります。

 ◇リリース詳細は添付の関連資料を参照




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アポロ 京都市 ローム 福岡県 MOSFET

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