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矢野経済研究所、中国化粧品市場に関する調査結果を発表
中国化粧品市場に関する調査結果 2011
<調査要綱>
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて中国化粧品市場の調査を実施した。
1.調査期間:2011年1月〜4月
2.調査対象:化粧品メーカー、小売店、政府関連部門等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話および店頭調査
<調査結果サマリー>
◆2005年以降、年10%以上の伸び率で急拡大する中国化粧品市場
1978年の改革開放以前は女性が化粧品を使うことが抑制されていたため、中国国内において本格的に化粧品市場が立ち上がったのは、1979年以降である。同市場は、2005年以降、年10%以上の伸び率で急拡大している。背景には、経済成長に伴う国民の可処分所得の増加や、美容意識の高まり等がある。2009年の同市場規模は、前年比10.1%増の908億元であった。
中国経済は北京オリンピックや上海万博を終えてもなお好景気を維持しており、2010年以降も同市場は10%近い高成長を続けると予測する。注目動向としては、主にスキンケアを中心とした機能性化粧品の拡大とメイクアップ市場の拡大、個人消費の拡大が著しい内陸部の3・4級都市の消費者や消費の中心になると期待される「80后(バーリンホー)世代」を新たなターゲットとした、ミドルクラス(50〜150元程度)の市場の拡大、既存の百貨店チャネルに代わる新たなチャネルの出現、新しいメディア(ネット、ビル内・屋外広告)の活用などがある。
<資料発刊>
資料名:「2011年版 中国化粧品・トイレタリーマーケティング総鑑」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C53201500
※調査結果の概要などは、添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照