Article Detail
ニフティ、環境センサーとデータ管理システムをセットにした「IoTトライアルキット」を提供開始
ニフティ、環境センサーとデータ管理システムをセットにした
「IoTトライアルキット」を提供開始
〜データ収集から蓄積、管理までを一括提供し、IoTサービス開発を手軽に〜
ニフティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:三竹 兼司)は、環境データを測定できるセンサーとデータ管理システムをセットにした「IoTトライアルキット」を、本日9月7日(水)から提供します。センサーから収集したデータを蓄積し管理するまでを一括して提供することで、企業がIoTサービスの開発に手軽に着手できる環境を提供します。
■「IoTトライアルキット」について
本サービスは、温度や照度など6種類の環境データを測定できるオムロン株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長 CEO:山田 義仁、以下オムロン社)の小型センサー「環境センサー(注1)」と専用スマートフォンアプリ、センサーから収集したデータをクラウド上に蓄積し管理できるシステムをセットにして提供するものです。利用企業は、専用の管理画面で収集データを管理し、IoTサービスの開発に活用することができます。自社でデータ管理システムを構築する必要がないため、IoT導入の際に重要となるPoC(Proof of Concept、注2)を素早く実施できます。また、専用スマートフォンアプリのデザイン変更や、収集データを可視化するツールの開発、IoTサービスのデモンストレーション制作支援も可能です(別途見積)。
*利用イメージは添付の関連資料を参照
IoTを自社のサービスやビジネスに活用したいと考える企業が増えていますが、センサーからデータを収集し管理するシステムの構築に必要なネットワークやクラウドのノウハウが乏しいことが、IoTに取り組む際の障壁の一つとなっています。
当社は、IoTソリューションサービス「ニフティIoTデザインセンター(注3)」にてオムロン社の「環境センサー」のアプリケーション企画開発で連携し、同センサーのデータ管理システムを構築しました。今般、同連携で開発したシステムと「環境センサー」を活用することで、ネットワークやクラウドに詳しくない企業でも手軽にIoTサービスの開発に取り組める環境を提供します。さらに当社は、本サービスによってIoTの活用に踏み出した企業に対して、データ活用のアイデア出しから正式サービス化に向けたプロトタイプ開発にいたるまで、ビジネスとテクノロジーの両面でサポートします。
当社はこれからも、「ニフティとなら、きっとかなう。With Us,You Can.」というコーポレートメッセージのもと、IoTビジネスの創出に取り組む企業をパートナーと共に強力に支援していきます。
■「IoTトライアルキット」概要
○サービス名:IoTトライアルキット
○サービスサイトアドレス:http://mb.cloud.nifty.com/iot-trialkit/
○提供開始日:2016年9月7日(水)
○提供内容
・「環境センサー」 10台
周囲の「温度」、「湿度」、「気圧」、「照度」、「紫外線」、「音圧」を計測するためのセンシング機能と無線通信機能、バッテリーを搭載した小型の複合型センシングコンポーネント。
・「環境センサー」専用スマートフォンアプリ
「環境センサー」で計測したデータや、「温度」と「湿度」の情報をもとにした「不快指数」と「熱中症指数」をリアルタイムに表示するアプリ。あらかじめ設定した数値になるとプッシュ通知で知らせることが可能。
・データ管理システム
「環境センサー」から収集したデータを蓄積し、管理するシステム。管理画面では、各センサー固有のIDと計測時間、収集データを確認できる。これらのデータを使ったデモ開発が可能。
※「ニフティクラウド mobile backend(注4)」の一機能として提供。
○提供料金
・初期費用:198,000円(税抜)
・月額料金:
Basicプラン 無料
Expertプラン 30,000円(税抜)〜
※月額料金は「ニフティクラウド mobile backend」の利用料金に準じる。
※データ可視化ツールの開発、専用スマートフォンアプリのロゴ変更、IoTサービスのデモンストレーション制作などは、別途見積。
○申込方法
以下のサービスサイトからお申し込みください。
http://mb.cloud.nifty.com/iot-trialkit/
○活用例
環境データを用いたIoTサービスのデモ制作。住居内情報や睡眠情報の可視化、住宅用地の調査、天候予測など。
注1)「環境センサー」
オムロン株式会社が提供する、周囲の「温度」、「湿度」、「気圧」、「照度」、「紫外線」、「音圧」を計測するためのセンシング機能と無線通信機能、バッテリーを搭載した小型の複合型センシングコンポーネント。
https://www.omron.co.jp/ecb/products/sensor/special/environmentsensor/
注2)PoC
Proof of Conceptの略。概念実証。アイデアが実現可能であることを確認するための簡易な試行のこと。
注3)「ニフティIoTデザインセンター」
デバイスにインターネットやクラウドを組み合わせてIoTサービスを開発・提供したいと考える企業を、ネットワーク技術やシステム開発に精通した専属エンジニアとIoTビジネス企画の専門チームが支援するソリューションサービス。IoT化に必要なインターネット側のさまざまな課題の解決を、パートナー企業と共にトータルでサポートする。
http://iot.nifty.com/
注4)「ニフティクラウド mobile backend」
「会員管理・認証」や「プッシュ通知」などスマートフォンアプリで共通して必要となるサーバーサイドの機能を、APIやSDKを用いてクラウド上で提供するmBaaS(mobile Backend as a Service)。初期費用無料、月額料金無料から利用でき、多様なサーバーサイド機能を簡単に実装できるため、アプリ開発者はクライアントサイドの開発に専念できる。
http://mb.cloud.nifty.com/
以上
※製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※特に記載がある場合を除きすべて税抜表示料金です。別途消費税がかかります(非課税、不課税を除く)。