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東芝、ロシア郵便と郵便・物流システム事業における戦略的協業に関する覚書を締結

2016-09-07

ロシア郵便と郵便・物流システム事業における戦略的協業に関する覚書を締結


 当社は、ロシア郵便(Russian Post)と、郵便・物流システム事業における包括的な協業に合意し、本日ウラジオストクで開催されている東方経済フォーラムにて、覚書を締結しました。本合意に基づき、両社は戦略的パートナーとして関係を強化し、具体的な協業内容について検討を開始します。当社は、今回の合意をきっかけに、ロシアでの事業拡大を目指します。

 ロシア郵便が運営するモスクワ国際交換局では、当社が2014年に受注した郵便物自動処理システムが2014年末から順次稼働しています。本システムは、当社製の郵便区分機や小包ソータ、税関システムなどで構成されており、さまざまな大きさの小包や郵便物の処理を自動化し、機器や作業員の配置や動線を最適化することで、小包・郵便物の処理能力の向上を実現し、高い評価を得ています。ロシア郵便は、同国内で複数の物流ハブの自動化を計画しており、今後同国内での郵便・物流システム事業の拡大を目指す当社と方向性が一致し、覚書締結に至りました。また、今回、同局の税関システムの拡張およびコンベヤーのレイアウト変更を追加で契約することにも合意しており、2014年からの累計受注額は約53億円になります。

 ロシアでは、インターネットショッピングの普及により輸入型小包の量が急激に増加しており、2012年には大規模な処理滞留が発生するなど、効率的な郵便物処理が課題となっていました。当社が受注したモスクワ国際交換局向けのシステムは、ロシア郵便による物流ハブ自動化の案件として位置付けられています。

 当社は、世界初の郵便物自動処理装置の開発以来、カナダセルビアブラジルシンガポールオーストラリアなど約20か国へ郵便機器システムを納入しています。今後も、郵便・物流システムのトータルインテグレーターとして世界各地域のニーズに合ったソリューションを提案することで、海外向けの事業拡大を加速します。

<ロシア郵便の概要>
 社名:連邦国営単一企業 ロシア郵便
 所在地:37 Varshavskoye Shosse,Moscow,131000,Russian Federation
 代表者:総裁 ドミトリー・シュトラシュノフ
 事業内容:ロシア国内における郵便事業




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