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ベリサーブ、「IoT セキュリティ対策支援ソリューション」を提供開始
「IoT セキュリティ対策支援ソリューション」提供開始のお知らせ
株式会社ベリサーブ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:新堀義之、以下ベリサーブ)は、インターネットにつながるデバイスの数が拡大の一途をたどるIoT時代に備えて、コネクテッドデバイス視点でのセキュリティ対策を総合的に支援するソリューションを9月1日から提供開始します。
1.背景
IoTは、あらゆるデバイスがネットワークにつながり、私たちの生活や社会に利便性をもたらす一方、同時に昨今では、悪意のある者にとってコネクテッドデバイスはセキュリティ上の関心の高いターゲットとなっています。例えば自動車や医療機器へのハッキングによる遠隔操作、モバイル端末からの情報漏えい・不正利用など、コネクテッドデバイスを取り巻く環境はセキュリティ上の脅威にさらされています。また脅威の対象となる膨大な数のコネクテッドデバイスは、一般的な製品のライフサイクルで10〜15年と言われています。
IoTのセキュリティ強度は利用者の認証および守るべきデータの適切な保護とともに、接続されるデバイスにより決まります。コネクテッドデバイスのセキュリティ強度や信頼性は、ハードウェアと内蔵のソフトウェアへのセキュリティ対策の実装によって決まり、セキュリティ対策はハードウェアとソフトウェアに安全・安心を事前に組み込むことで、セキュリティ上のインシデントの多くを避けることができます。
セキュリティ上の安全・安心を目指すためには、IoT製品に対するセキュリティテストはもとより、製品企画・設計の段階から製品のセキュリティ上の安全・安心をどう担保するかを想定してデバイスとシステムを構築する必要がありますが、製品を短期間で市場に投入することを優先するあまり、この点が軽視されてしまうことがよくあります。
2.「IoT セキュリティ対策支援ソリューション」の提供
ベリサーブは2001年の創業以来、さまざまなデバイスについてその品質や信頼性に関する各種検証サービスの提供、また、ネットワークシステムにおけるセキュリティの脆弱性診断やシステム負荷検証など情報システムへの検証サービスも手がけてまいりました。一方で近年、多くのデバイスがネットワークに接続していく中、ネットワークそのもののセキュリティはもとより、デバイスが接続した状態でのセキュリティ確保を事前に確認することが重要であると考えております。
こうした考えのもと、これまで培ってきた検証ノウハウや品質に関する考え方を基に、IoT環境下において想定されるセキュリティリスクを考慮した「IoT セキュリティ対策支援ソリューション」を車載、家電、産業機器、医療、モバイル分野などのコネクテッドデバイスのメーカー様、ベンダー様にご提供してまいります。
3.「IoT セキュリティ対策支援ソリューション」の内容
(1)IoTセキュリティリスク分析支援(セキュリティ要求検討支援)
対象となるIoTサービス/製品のセキュリティリスク分析・評価、対策支援を行います。
(2)IoTセキュア設計・開発支援(開発・設計上流工程支援)
ソフトウェアでの実装部分に関する開発プロセス(要件、仕様、設計)で満たすべきセキュリティ要件が考慮されている設計になっているかレビュー・評価を行います。
(3)IoTセキュリティテスト
さまざまなコネクテッドデバイスがインターネット環境に接続している想定環境下での総合的なセキュリティ脆弱性評価を行います。
・コネクテッドデバイスのOSや搭載されているアプリケーション、通信インターフェースのセキュリティ脆弱性テスト
・コネクテッドデバイスが外部接続のインターフェースを通して通信する対向のシステム、サービス(クラウドサービスやWebサービスなど)のセキュリティ脆弱性テスト
4.ご利用効果
IoT製品リリース後のセキュリティ運用(インシデント対応)に関わるリスクを抑制する効果があります。
5.ご提供価格
デバイスの種類、ネットワーク環境、アプリケーションに応じて個別見積りをさせていただきます。また、実環境に近い条件を整備する際、別途費用が発生する場合があります。
<ベリサーブ会社概要>
さまざまな製品やシステムに搭載されるソフトウェアの品質改善を行う企業。
IT製品の開発支援検証サービスやネットワークシステムのセキュリティ検証サービスを行っています。
設立:2001年7月
資本金:7.9億円(2016年3月31日現在)
代表者:代表取締役社長 新堀義之
本社:東京都新宿区西新宿6−24−1 西新宿三井ビル14階
ホームページ:http://www.veriserve.co.jp/