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三菱航空機、エアロリース社とMRJが最大20機の購入で正式契約を締結

2016-09-03

エアロリース社とMRJ 最大20機の購入で正式契約を締結


 2016年8月31日 名古屋発:
 三菱航空機は、米国の航空機リース会社 エアロリース社(Aerolease Aviation,LLC)と、三菱リージョナルジェットMRJ90 20機(確定10機、オプション10機)の購入について正式契約を締結しました。両社は、2月に開催されたシンガポールエアショー2016で、購入に関する基本合意を発表しており、本日正式契約に至ったものです。
 エアロリース社への納入は、年に開始する予定です。

 エアロリース社代表のJep Thornton(ジェップ・ソーントン)は次のようにコメントしています。「今回、航空機リース会社として世界で初めて、MRJ購入に関する正式契約を締結することができ、大変嬉しく思います。長年の航空機製造の歴史と強固な財務基盤を有する三菱が開発するMRJは、燃費効率性、客室快適性、環境性能に優れ、リージョナルジェットの新たな価値を市場そしてお客様に提供することができます。エアロリースはMRJプログラムのパートナーとして、三菱航空機と共にカスタマーベースを拡大し、更なる価値向上に貢献したいと考えています。」

 また、三菱航空機社長の森本浩通は、次のようにコメントしています。
 「この度、エアロリース社と正式契約を結ぶことができ大変うれしく思います。エアロリース社からは、MRJの資産的な価値だけでなく、国産初のジェット旅客機にかける日本のものづくりについても高い評価をいただきました。Thornton代表と同社をパートナーとして迎え、MRJが航空機リースにおいても新たな価値を提供していけることを想像すると胸が躍る思いです。」

 エアロリース社との正式契約により、MRJの合計受注機数は427機(確定233機、オプション170機、購入権24機)となります。また、ロックトン社との基本合意が確定すると、合計受注機数は447機(確定243機、オプション180機、購入権24機)となります。

 三菱航空機は、引き続きMRJの拡販に努めるとともに、現在進めている飛行試験に着実に取り組み、MRJ プロジェクトの成功に向けて邁進してまいります。

以上

■エアロリース社について
 エアロリース社は、1986年に設立された航空機リース会社です。本社を米国フロリダ州マイアミに構え、中古の旅客機・貨物機のリースをグローバルに展開しています。現在は40機超のボーイング757型機を保有・管理しています。

■MRJについて
 三菱リージョナルジェット(MRJ)は三菱航空機が開発する70〜90席クラスの次世代民間旅客機です。世界最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭エンジンの採用により、大幅な燃費低減と騒音・排出ガスの削減を実現します。圧倒的な運航経済性と環境適合性により、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献します。また、1列4席の配置、大型のオーバーヘッド・ビンの装備などの採用により、これまでのリージョナルジェット機にはない快適な客室空間を提供します。2015年11月11日に飛行試験機の初飛行を行いました。




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