東陽テクニカ、カナダ社と総代理店契約を締結し無線LAN環境構築支援ツールを販売開始

カナダiBwave　Solutions社と総代理店契約を締結
無線LAN環境構築支援ツール
「iBwave　Wi−Fi」「iBwave　Wi−Fi　Mobile」販売開始


　株式会社東陽テクニカ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：五味　勝、以下　東陽テクニカ）は、屋内に基地局やアンテナを設置する分散アンテナシステム設計構築支援のマーケットリーダーである、カナダiBwave　Solutions，Inc．（本社：カナダ　モントリオール、以下　iBwave社）と国内総代理店契約を締結いたしました。
　今回は、日本において需要が拡大している無線LAN環境の効率的なデザイン手法を提供する、無線LAN環境構築支援ツール「iBwave　Wi−Fi」および「iBwave　Wi−Fi　Mobile」を２０１６年９月１日より販売いたします。販売開始に伴い、３つのキャンペーン「新製品販売開始特別キャンペーン」「お手持ちのサーベイツールからの乗り換えキャンペーン」「新製品販売開始無償キャンペーン・セミナー」の実施を予定しております。

　＊参考画像は添付の関連資料を参照

　２０１６年に全世界で３０億ユニットのWi−Fi製品が出荷され、累計の出荷実績は１５０億を突破する（※１）とWi−Fi　Alliance(R)（※２）は見込んでおり、Wi−Fi業界の成長は今後も続くとみられています。
　国内の状況として、２０２０年の東京五輪に向けた「おもてなし」環境としてWi−Fiの環境整備が急務となっており、官民挙げての取り組みが始まっています。五輪での実績として、２０１２年のロンドン五輪ではWi−Fiスポットはロンドン全域で約５０万箇所整備され、さらに今年のリオ五輪では、ロンドン五輪の約５．５倍のWi−Fiスポット整備が予測されていて（※３）、東京五輪でも相当数のWi−Fiスポットが整備されると見込まれています。
　また、東日本大震災では、無線LAN機能を搭載したスマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、被災地の復旧支援活動や避難所などにおいて無線LANが有効な通信手段として機能したことが高く評価されました（※４）。
　しかし、このように需要が拡大し重要性が増す一方のWi−Fiが利用できる無線周波数には限りがあるため、効率的な利用には適切な周波数の割り当てと無線LANアクセスポイントの整理が必須です。また、学校や病院などの公共施設や、スタジアムやコンベンションセンター、オフィスビルなど大勢人が集まる大規模施設では膨大な数のアクセスポイントが必要となり、これら一つ一つを適切に設置する必要があります。従来は、アクセスポイントの仮設置を行った後、サーベイツールを用いて電波の強さを測定、最適な状態になるまで繰り返し調整を行う方法が主流で、設置するアクセスポイントが多くなるとトライアンドエラーに要する工数が膨大になり、適切に無線LANを構築することが困難になります。
　今回販売する、「iBwave　Wi−Fi」および「iBwave　Wi−Fi　Mobile」は、公共施設や大規模施設、公共交通機関などにおける無線LAN環境を効率よく構築するための支援ツールです。ツール上に施設の精密な３次元あるいは２次元モデルを作成し、壁・窓・床など実際の材質に基づいた電波の減衰率と設置するアクセスポイントの出力やアンテナの特徴を考慮して、アクセスポイントの最適な設置場所ならびに電波の強さ・広がりを正確に予測します。これにより現地でのトライアンドエラーを最小限に抑え、工数・人件費削減に貢献します。加えて、ケーブルやイーサネットスイッチなどの有線ネットワーク機器も考慮した設計を行うことができ、システム全体の設計を支援、最適な調達を行い想定外の出費を防ぎます。また、電波強度の実測も可能で、設計モデル上に記録することができます。さらに、作成されたデータを閲覧する無償のビューワーと、データの受け渡し・管理が容易に行えるクラウドサービス「iBwave　Cloud」により、関係者すべてが必要な情報を簡単・効率的に共有することができます。

【主な特長】
（１）無線LAN環境構築支援ツール「iBwave　Wi−Fi」（PC版）
　◆壁などの材質や高さを考慮に入れた３次元の精密な施設のモデリング
　◆最適なアクセスポイント設置場所の自動判断と、予測される電波強度分布の表示
　◆アクセスポイントに加え、ケーブルやルーターなどのネットワーク機器も考慮したネットワーク全体のデザイン
　◆アクティブサーベイおよびパッシブサーベイによる電波強度などの測定

（２）無線LAN環境構築支援ツール「iBwave　Wi−Fi　Mobile」（Mobile版）
　◆施設およびフロアのプランを２次元で作成
　◆最適なアクセスポイント設置場所の自動判断と、予測される電波強度分布の表示
　◆画像・映像・音声によるメモをフロアプランの図面上に保存可能
　◆アクティブサーベイおよびパッシブサーベイによる電波強度などの測定

　＊リリース詳細は添付の関連資料を参照

　※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。