日本NI、「NI　ELVIS」のラインアップを強化でメカトロニクスの教育／設計用モジュールを発表

NIが「NI　ELVIS」のラインアップを強化、
メカトロニクスの教育／設計用モジュールを発表
新たな「ELVIS　RIO　制御モジュール」により、
FPGA　RIO技術を活用した実践的学習が可能に


　日本ナショナルインスツルメンツ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：コラーナ　マンディップ　シング、以下　日本NI）は、２０１６年８月２４日、教育用プラットフォームである「NI　ELVIS（Educational　Laboratory　Virtual　Instrumentation　Suite）」の製品ファミリに「NI　ELVIS　RIO　Control　Module（制御モジュール）」を追加することを発表します。ELVISは、電力システムや機械制御、HIL（Hardware−in−the−Loop）、メカトロニクス設計の実践的な学習を目的とした教育用プラットフォームです。今回発表するモジュールを導入することにより、ELVISの計測機能において、業界最高レベルの組込リアルタイムプロセッサとFPGAアーキテクチャが利用できるようになります。

　ELVIS　RIO　制御モジュールを導入することにより、「NI　ELVIS　II／II＋」のエコシステム（実験や学習向けに特別に開発された単一／小型の筐体上に包括的な計測機能を実現）でFPGA技術が利用できるようになります。NI　ELVIS　II／II＋のエコシステムは、アドオンボード、アクセサリ、そしてQuanser社などのパートナー企業から提供されるコースウェアによって拡張を続けています。そこにELVIS　RIO　制御モジュールの新たな機能が加わることで、実験をベースとする完全な教育用ソリューションが提供できるようになります。

　NI　ELVISのエコシステムでは、ハードウェア、ソフトウェア、コースウェアを完全な教育用プラットフォームとして統合でき、その適用範囲は、エレクトロニクス、メカトロニクス、通信など、広範です。新しい制御モジュールとアドオンボードを使用することにより、学生は、複雑な問題の背景にある理論、大規模なシステムにおけるシステムレベルアプリケーションの調査に速やかに取り掛かることが可能になります。その結果、学生は、理論の学習と、現実のアプリケーションへの理論の適用の間にあるギャップを短期間で埋められるようになります。

■ジョージア工科大学　教授　David　McNair氏のコメント
　「ELVISとELVIS　RIO　制御モジュールは、学生が設計や実験を行う際に役立つ便利なツールです。ELVISの計測機能を使用すれば、センサやアクチュエータに関するトラブルシューティングを回路のレベルで行えます。これにより、学生は、トラブルシューティングにおける計測器の重要性と、設計における組込プロセッサの重要性について学ぶことができます。同様に、プロジェクトや実験を進めるうえで、計測器と組込プロセッサが果たす重要な役割について認識／理解することが可能になります。

　NI　ELVIS　RIO　制御モジュールについては、http://ni.com/ni-elvis/control-moduleをご覧ください。

■日本ナショナルインスツルメンツについて
　ナショナルインスツルメンツ（NI）は、１９７６年以来、柔軟で優れたテクノロジソリューションを提供し、世界中のエンジニアの生産性向上とイノベーションを後押ししてきました。ハードウェアとソフトウェアを統合したNIのプラットフォームは、ヘルスケアや自動車、家庭用電化製品から素粒子物理学にいたるまで、あらゆる業界で活用され、社会の発展に貢献しています。日本ナショナルインスツルメンツ（http://japan.ni.com）は、NIの日本法人です。

　National　Instruments、NI、ni．comはNational　Instruments　Corporationの商標です。
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