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FDKと旭化成、リチウムイオンキャパシタの合弁会社を設立
リチウムイオンキャパシタに関する合弁会社設立の基本合意について
FDK 株式会社(本社:東京都港区、社長:小野 統造)と旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原 健嗣)は、次世代の蓄電デバイスであるリチウムイオンキャパシタ(LIC)に関して、共同出資の新会社を設立し事業統合することに基本合意しましたので、お知らせします。
1.基本合意の趣旨
LICは、大電流の急速な充放電が可能な蓄電デバイスで、従来のキャパシタである電気二重層キャパシタに比べ高容量かつリチウムイオン二次電池(LIB)より長寿命な特性から、電力の高効率利用など省エネルギーに向けた新しい蓄電デバイスとして、2015年以降には大きな市場を形成することが見込まれています。
FDKは、これまでLICを今後の成長製品と位置付け、早くから本製品の開発を進めLICセルからモジュールまでの一貫した量産体制を構築してきました。
一方、旭化成は、これまで培ったLIBの素材技術をベースにLICの開発に取り組んできましたが、内部抵抗の小さい高性能な製品を開発したことから、事業化の検討を進めてきました。
このようななか両社では、FDKのセル・モジュール技術および製造技術と旭化成独自のセル基本技術を組み合わせることで、製品開発力と供給力の一層の強化を図るため、両社のLIC事業の統合に向け協議を続けてきましたが、この度新会社の設立について基本合意に至りました。
2.合弁会社の概要
FDKおよび旭化成は、以下の事項について合意していますが、新会社の商号、役員等その他の具体的内容については、今後両社協議の上で決定します。
◇出資比率:FDK 51%、旭化成 49%(予定)
◇代表者:FDKより選任(予定)
◇主な事業:LICセルおよびモジュールの研究・開発・製造・販売(予定)
◇製造拠点:現FDK湖西工場(静岡県)
◇従業員数:70名(予定)
3.日程
2011年4月27日 合弁会社設立に関する基本合意書締結
2011年6月末 合弁会社設立に関する契約書締結(予定)
2011年8月初旬 合弁会社設立(予定)
※「FDKの概要」「旭化成の概要」は、添付の関連資料を参照
6.今後の見通し
今後、具体的内容を検討する過程で本件が業績に重要な影響を及ぼすことが明らかとなった場合には、速やかに開示します。
以 上