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大成建設とアイカ工業、高耐久性塗床材「T−Coat Flex」を開発

2016-08-11

高耐久性の塗床材「T−Coat(R) Flex」を開発
塗床施工の短工期、低コストを実現


 大成建設株式会社(社長:村田誉之)とアイカ工業株式会社(社長:小野勇治)は、従来の水性硬質ウレタン系塗床材(※1)と比べ、コンクリート床からはがれにくく、施工時間の短縮とコスト低減を実現した、高耐久性塗床材「T−Coat(R) Flex」を開発しました。

 現在、食品工場や医薬品工場などの塗床は、熱水や洗浄剤などを頻繁に使用する過酷な条件であるため、熱、衝撃、摩耗、薬品などに対する耐久性に優れた水性硬質ウレタン系塗床材が多く使用されています。しかし、この種の塗床材は、施工直後の硬化収縮が大きいためにコンクリート床からはがれやすく、また膜厚が厚いため施工に時間がかかり、材料コストも高いなどの課題があります。 
 今回、当社が開発した高耐久性塗床材「T−Coat(R) Flex」は、上記の課題を踏まえ、施工直後の硬化収縮応力を低減することにより床から剥がれにくくなり、膜厚を薄くすることで施工時間の短縮とコスト低減を実現しました。

 「T−Coat(R) Flex」の特徴は以下の通りです。
 (1)従来品と比較して塗床材の収縮応力を約30%低減することにより、熱水や洗浄剤を頻繁に使用する過酷な条件でもコンクリート床から塗床材がはがれにくい高耐久性を有し、万が一はがれた場合の補修期間や費用も大幅に低減できます。

 (2)塗床材の膜厚を従来品の7mmから5mmに薄くしても同等の性能が確保されます。これにより施工時間を約20%短縮することができ、改修工事においても工場の稼働停止時間を最小限にすることが可能です。また膜厚が薄くなることでイニシャルコストも約10%削減することができます。

 (3)主要材料である水性硬質ウレタン樹脂は水性の材料であるため臭気が少なく、施工24時間後には臭気はほとんどなくなります。製品に臭いが移るといった異臭トラブルのリスクを回避することができ、ホルムアルデヒド放散等級区分は最高ランク「F☆☆☆☆」の認定(社団法人日本塗料工業会)を取得しています。

 (4)耐熱性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐薬品性などの点においても従来品と同等の性能を有しており、フォークリフト無人搬送車等が頻繁に走行する搬出入路や、熱水や洗浄剤などを頻繁に使用する工場、施設の塗床材に適した材料です。

 今後、当社とアイカ工業は、顧客の求める高度なニーズに応え、過酷な条件の生産施設や工場に対してこれらのメリットを有する塗床材「T−Coat(R) Flex」の適用拡大を進めてまいります。

 ※1 水性硬質ウレタン系塗床材は耐熱性や耐久性に優れており、主に食品工場や医薬品工場など熱水や洗浄剤などを頻繁に使用する過酷な条件での床に多く使用され、塗床材の中ではエポキシ樹脂系塗床材の次いで使用量が多い材料。

 *表資料と参考画像は添付の関連資料を参照




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