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大成建設、「T−BIMビューア」に環境シミュレーション表示機能を追加

2016-08-11

「T−BIMビューア」に環境シミュレーション表示機能を追加
設計情報と環境情報をVR化し、情報端末で同時に可視化


 大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、設計情報(BIMデータ)をあらゆる情報端末で操作することができる「T−BIMビューア(※1)」に、環境シミュレーションから得られた風、熱、光、音の挙動や分布などの環境情報を可視化できる機能を追加しました。

 近年、居住者の快適性・健康増進への配慮や省エネ意識の高まりから、計画や設計、施工時に建築空間における環境シミュレーション結果をビジュアル化し、環境性能を確認、評価することが求められるようになってきました。
 これまで当社では情報端末の性能にかかわらず、いつでも、どこからでも、設計情報にアクセスし、閲覧、操作できる「T−BIMビューア」を開発し、客先、作業所などで活用をしてきましたが、この度、さらに「T−BIMビューア」に環境シミュレーション結果から得られた環境情報をVRシステムを活用して可視化できる機能を追加しました。
 これにより、パソコンやタブレット等の情報端末を用いて、設計情報にもとづき構築された建物に加え、目に見えない風の流れや温度分布などの環境情報を同時に可視化し、空間デザインや環境性能などを把握しながら計画や設計、施工を進めることが可能となります。

機能追加した「T−BIMビューア」の特徴は以下のとおりです。
 (1)BIMデータと環境シミュレーションデータをVRシステムを活用して同時に可視化しているため、画面上で建築空間を自由に移動し、様々な視点で風、熱、光、音の状態を把握することができます。
 (2)これまで異なる専用ソフトで計算され別々に可視化されてきた風、熱、光、音といった個別のシミュレーションデータも、VR上で一元化され、建物での光と熱の相互影響の把握や環境性能などを詳細かつ総合的に可視化できます。
 (3)クラウドを活用することで、大規模数値解析による環境シミュレーション結果でも、情報端末の性能にかかわらず可視化することができます。

 今後は、当社では環境性能の確認、評価が求められる建設プロジェクトなどで、顧客や設計者、施工者間の情報共有ツールとして活用していく予定です。

 ※1 「T−BIMビューア」は、設計情報(BIMデータ)を簡単に参照、操作できる当社独自のビューア。マウスやキーボード、ゲームコントローラー等による操作で、建築物などの3次元モデル内を自由に移動しながら設計案を確認できる。高性能画像処理プロセッサーを搭載したクラウド上では本ビューアを操作し、画面情報を転送することができ、膨大なBIMデータを持ち歩くことなく、タブレット等の情報端末からも利用が可能である。

 *参考画像は添付の関連資料を参照




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