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パナソニック、山形大と共同で高機能帯電微粒子水「ナノイーX」デバイスを開発

2016-08-05

高機能帯電微粒子水「ナノイーX(※1)」デバイスを開発
OHラジカル生成量が従来比10倍(※2)


 パナソニック株式会社は、山形大学工学部電気電子工学科 東山禎夫教授と共同で、OHラジカル生成量が従来比10倍(※2)の高機能帯電微粒子水「ナノイーX」デバイスを開発しました。これにより、屋内空間での空気の浄化効果や脱臭効果をさらに向上することが可能になりました。

■開発の背景
 当社は、空気環境の改善を目的とした帯電微粒子水「ナノイー」(※3)デバイスを2003年に開発し、エアコンや空気清浄機などの家電製品に搭載、販売してきました。また、自動車や鉄道などの移動空間や、病院、ホテルなどの公共施設などにも「ナノイー」デバイスを供給してきました。
 近年、花粉、PM2.5の飛散量増加やアレルゲンの浮遊など、空気環境にまつわる社会的不安が増大してきており、今回の「ナノイーX」デバイスの開発にいたりました。

■デバイスの構造・機能
 今回開発した「ナノイーX」デバイスは、「ナノイーX」生成部である対極板の形状を、同心円ドーム形状から4本針形状に変更することで、放電方式も「コロナ放電」から、より集中的に放電できる「マルチリーダ放電」に進化しました。
 これにより、「ナノイー」の特長である弱酸性、長寿命はそのままに、浄化効果や脱臭効果を向上させるOHラジカル生成量が従来比10倍(※2)の「ナノイーX」を実現しました。

■特長・効果
 1.一年を通じて日本全国の主な花粉を無力化
 2.「ダニ、昆虫」由来の新たなアレル物質を抑制
 3.生活5大臭(タバコ臭・汗臭・生乾き臭・ペット臭・焼肉臭)を分解・脱臭
  (今回の検証は約6畳の空間での試験空間のものであり、実使用空間の検証とは異なります)

 ※1 「ナノイーX」及び「nanoeX」マークは、パナソニック株式会社の商標です。
 ※2 ラジカル発生量「ナノイー」4,800億個/秒に対して、「ナノイーX」4兆8,000億個/秒。(当社調べ)
 ※3 水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電微粒子水(ナノイーについて http://panasonic.jp/nanoe/)「ナノイー」および「nanoe」マークは、パナソニック株式会社の商標です。

■「ナノイーX」の構造
 「ナノイー」の特長である弱酸性、長寿命はそのままで、OHラジカル量が「ナノイー」の10倍に増加。浄化効果や脱臭効果がさらに向上しました。

 *参考資料は添付の関連資料「参考資料1」を参照

■「ナノイーX」の発生原理
 霧化電極をペルチェ素子で冷却し、空気中の水分を結露させて水をつくり、霧化電極と向きあう対極板の間に高電圧を印加することで、OHラジカルを含んだ、約5〜20nmの大きさの「ナノイーX」が発生します。

 *参考資料は添付の関連資料「参考資料2」を参照

■4本針形状の対極板による「マルチリーダ放電」
 山形大学の東山教授との共同で、「ナノイーX」デバイスを開発しました。従来の「ナノイー」デバイスは、同心円ドーム形状の対極板に放射線状に分散して放電する「コロナ放電」でしたが、新開発の「ナノイーX」デバイスでは、4本針形状の対極板を採用、針の先端部に向けて集中的に放電する「マルチリーダ放電」を実現しました。これにより、電子密度の高いOHラジカル生成領域が拡大し、OHラジカル量を従来の10倍に増大することができました。

 *参考資料は添付の関連資料「参考資料3」を参照

 *リリース詳細は添付の関連資料を参照



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コロナ放電 公共施設 電子工学 山形大学 放射線 工学部

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