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日本曹達、韓国で現地企業や三菱商事と農薬原体の製造合弁会社を設立
韓国における農薬製造合弁会社設立に関するお知らせ
当社は、南海化学株式会社(本社:大韓民国ソウル市)、三菱商事株式会社と韓国における農薬原体の製造合弁会社設立について合意し、平成23年4月25日に合弁契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.合弁会社設立の背景および目的
当社農業化学品事業における主力製品である殺菌剤チオファネートメチル(製品名:トップジンM)は、1971年に自社開発により発売を開始し、世界80ヶ国以上において農薬登録を持ち、国内外で幅広い作物に使用されています。
現在は自社工場およびブラジルの関係会社において原体(有効成分)の製造を行っておりますが、海外での需要が堅調に推移しており今後の供給力不足が想定されることから、当社は、供給能力の増強と供給ソースの多様化による安定供給体制強化を目的に、かねてより第3の製造拠点設置につき検討を重ねてまいりました。
総合的な検討の結果、韓国においてチオファネートメチル原体の製造プラントを建設する方針を固め、今般、そのための合弁会社設立を決定いたしました。
なお、製造プラントは、合弁会社の株主となる南海化学株式会社の麗水工場(韓国全羅南道麗水市)敷地内に設置の予定です。
2.合弁会社の概要
(1)商号 日曹南海アグロ株式会社
(2)英訳名 Nisso Namhae Agro Co., Ltd.
(3)事業内容 農薬原体の製造
(4)本店所在地 大韓民国全羅南道麗水市
(5)設立日 平成23年5月(予定)
(6)資本金 3千万ドル(韓国ウォンにて相当額を払込)
(7)株主構成 日本曹達株式会社 65%
南海化学株式会社 25%
三菱商事株式会社 10%
(参考)南海化学株式会社の概要
(1)設立 1974年
(2)主要事業 肥料の製造販売
(3)本店所在地 大韓民国ソウル市中区忠武路3街60−1
(4)社長 咸泰洪
(5)資本金 49,679百万ウォン
(6)売上高 1,135,760 百万ウォン(2010年度)
以 上