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参天製薬、緑内障用デバイス「MicroShunt」開発の米InnFocus社を買収

2016-07-23

緑内障用デバイス“MicroShunt”を開発する米国InnFocus社の買収について


 2016年7月19日、参天製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:黒川明、以下「参天製薬」)とInnFocus, Inc.(非上場会社、本社:米国フロリダ州マイアミ、以下「InnFocus社」)は、緑内障用デバイスInnFocus MicroShunt(R)(以下、「MicroShunt」)を開発するInnFocus社を参天製薬が企業買収することについて、最終合意しましたことをお知らせします。

 InnFocus社は、初期から後期の原発開放隅角緑内障における眼圧下降を目的としたインプラント手術に用いるデバイスMicroShuntを開発しています。MicroShuntは諸外国で実施した臨床試験において単独もしくは白内障手術との併用で施術され、房水の流出を促すことによる眼圧下降効果が確認されています。MicroShuntは、既に欧州におけるCEマークの承認を取得しており、現在、FDA承認取得に向けPMA(Pre−Market Approval:市販前承認)申請の最終段階の臨床試験が、米国および欧州にて実施されています。

 参天製薬の代表取締役社長兼 CEO である黒川明は、「参天製薬は、この買収により、緑内障領域における製品パイプラインのさらなる強化に取り組み、眼科領域のイノベーションをリードする存在であり続けたいと考えています。また、当社は『世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー』を長期的な経営ビジョンとして掲げており、グローバルな眼科領域においてさらなる治療貢献を目指してまいります。MicroShuntは新たな治療選択肢として、患者さんに大きな治療効果をもたらすことができると期待しています。」と述べています。

 InnFocus社の代表取締役会長Randy Lindholmは、「MicroShuntは、初期から中期、後期の原発開放隅角緑内障に対する、世界初の低侵襲かつ単独で施術できるデバイスとして開発されました。多くのMIGS(micro−invasive glaucoma surgery、低侵襲緑内障手術)の技術と異なり、白内障手術を併用せずとも、十分な眼圧効果を実現することができます。我々は、参天製薬の一員として、この重要な領域にグローバルで取り組めることをとても喜んでいます。」と述べています。

 契約条件に基づき、参天製薬は、買収対価として、契約実行(クロージング)時に225百万米ドルを支払い、また、MicroShuntの開発の進捗及び販売実績に応じたマイルストンを支払う可能性があります。なお、本契約実行の条件には、米国のハート・スコット・ロディノ反トラスト改正法に基づく許可取得が含まれます。

 なお、本件による2017年3月期の業績予想への財務的影響の詳細については、2016年8月2日に実施する2017年3月期第1四半期決算発表にて、お知らせいたします。

以上

 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照




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