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矢野経済研究所、給食市場に関する調査結果(2016年)を発表
給食市場に関する調査を実施(2016年)
〜約4兆5,500億円の給食市場、高齢者向けと乳幼児向けが市場を牽引〜
■調査要綱
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の給食市場の調査を実施した。
1.調査期間:2016年4月〜6月
2.調査対象:給食サービス企業等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話等によるヒアリング、ならびに文献調査併用
<給食市場とは>
本調査における給食市場とは、事業所対面給食、弁当給食(事業所弁当給食と在宅配食サービスの合計値)、病院給食、高齢者施設給食、学校給食、幼稚園・保育所給食の6分野の合計値をさす。
■調査結果サマリー
◆2015年度の給食市場規模は前年度比101.2%、4兆5,525億円
2015年度の国内給食市場規模は、前年度比101.2%の4兆5,525億円(末端売上高ベース)であった。分野別にみると、事業所対面給食、病院給食、学校給食は伸び悩んでいるが、高齢者施設給食、幼稚園・保育所給食、在宅配食サービス(弁当給食の内数)は堅調に推移し、今後も給食市場全体を牽引するものとみられる。
◆高齢化社会を背景に、高齢者施設給食、在宅配食サービスが堅調
2015年度の成長率を分野別にみると、高齢者施設給食が前年度比102.8%の8,545億円と最も高く、幼稚園・保育所給食は同102.5%の1,656億円、弁当給食(在宅配食サービス含む)は同102.4%の6,000億円と続く。一方、事業所対面給食は同101.3%の1兆2,900億円、学校給食は同101.0%の4,525億円で微増推移し、病院給食は同99.4%の1兆1,899億円で微減となった。高齢化社会を背景に、今後は高齢者施設給食を中心に給食市場は堅調に推移するものと考える。
■この調査結果掲載の資料
資料名:「2016年版 給食市場の展望と戦略」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C58104300
※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照