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アナログ・デバイセズ、テレビ放送の未来像を提示するRF D/Aコンバーター AD9162を発表

2016-07-15

 *本リリースは2016年7月11日(現地時間)、米国で発表したプレスリリースを翻訳したものです。

高速で快適な未来規格での超高精細テレビ視聴を実現する新しいRF D/Aコンバータ AD9162を発表


 アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は本日、テレビ放送の未来像を提示する新しいRF D/AコンバータAD9162を発表しました。本製品により、4Kをはじめとする超高精細(UHD)テレビ放送を、多チャンネルに渡り、前例のない速度でストリーミングおよびダウンロードできるようになり、高速で快適な視聴を楽しむことができます。また、本製品は放送業界にとっても画期的な製品です。ブロードバンドやワイヤレス放送事業者は、AD9162 RF D/Aコンバータによって業界最高の帯域幅とダイナミック・レンジを獲得できるため、高額投資を必要とするアーキテクチャやコンバータの大規模な設計変更を伴うことなく、常時接続による高品質なデータおよび動画ストリーミングを強く求めるようになった消費者需要に応えることができます。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 16ビット、12GSPSのAD9162コンバータは、クラス最高の2.5GHzという帯域幅を誇り、これは通信サービスの国際規格DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specifications)3.1の将来的な任意要件として規定された1.794GHzを、さらに40%近くも上回るものです。この広帯域幅によってコンバータ設計を変更する必要がなくなり、開発期間と開発リソースを縮減しながら、次世代ネットワークへのアップグレードや容量の拡張を計画できるようになります。

 業界最大のダイナミック・レンジ(−167dBm/Hz NSDで−82dBc SFDR)を誇るAD9162コンバータにより、ダイレクトRFから6GHzまでの幅広い周波数帯の信号が同期できるようになります。無線通信機器・設備開発においても、IFからRFへのアップ・コンバージョン段階と局部発振器の生成が不要となり、基地局の部品点数、サイズ、消費電力を削減できます。AD9162は全てのワイヤレス通信インフラ用プロトコル(WCDMA、LTE、LTE−A、Point−to−Point)をサポートしているため、マルチバンド対応かつマルチ規格に準拠した先進の無線システム設計が可能になります。

■その他の機能と特長
 AD9162コンバータは、データ・レートやコンバータ・クロッキングが低い場合でも、システム全体の消費電力を削減し、フィルタリング要件を緩和する構成を実現できるよう、2xのインターポレータ(FIR85)を搭載しています。ミックス動作モードでは、比類のないダイナミック・レンジを維持しつつ、第2および第3ナイキスト・ゾーンのRF搬送波を最大7.5GHzまで再生成できるようRF D/Aコンバータを構成できます。

 ※表資料は添付の関連資料を参照

アナログ・デバイセズについて
 アナログ・デバイセズは、半導体製品とソリューションを提供しています。
 1965年に設立され、世界をリードする信号処理技術で「アナログとデジタル」「夢と現実」との懸け橋を担ってきました。
 「想像を超える可能性を」というスローガンを掲げ、イノベーションを加速し、ブレークスルーを生むソリューションをお客様と共に切り拓いていきます。http://www.analog.com/jp



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