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富士電機、新3レベルIGBTモジュール搭載の大容量無停電電源装置「HXシリーズ」を発売
世界初、新3レベルIGBTモジュール搭載UPS『HXシリーズ』の発売について
富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、世界最高レベルの高効率パワー半導体(新3レベルIGBTモジュール(※1))を搭載した大容量無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power System)「HXシリーズ」を本日より発売します。
情報通信社会の進展に伴い、データセンター(IDC)の設置が拡大するとともに、半導体・液晶ディスプレイおよび太陽電池などの工場生産ラインには、電源供給の信頼性と安定性を確保するため、UPSの設置の取り組みが広がっています。
一方、企業はこうした大規模な設備の電力量使用料の効率化と環境負荷の低減が求められおり、大容量UPSにおいても高効率化の製品が求められていました。
この度、当社は、独自技術であるRB−IGBT(※2)を採用した『新3レベル変換技術』搭載新型IGBTモジュールをすべての変換部に使い、電力変換効率97%の大容量UPS『HXシリーズ』を開発しました。
『HXシリーズ』は、世界最高レベルの高効率を実現、新3レベル変換技術により製品の小型・軽量を実現し、省スペースでの設置も可能となり、お客様の使い勝手を大幅に向上させております。
なお、『HXシリーズ』は、中国仕様も同時に発売し、中国市場への積極的な展開を図ります。
1.UPS:HXシリーズの特長
(1)高効率化
新3レベル変換技術により、IGBT素子のスイッチング損失を低減しています。また、インバータが出力する高調波成分を半減させたことにより、波形成形回路損失を低減し、世界最高レベルの電力変換効率を97%に高めました。
(2)装置の小型・軽量化
当社独自技術であるRB−IGBTを搭載した『新3レベルIGBTモジュール』を搭載することで、回路構成の簡易化を図っています。また、フィルタを小形化し、設置面積を当社従来機より30%以上削減しました。
これにより、データーセンターの限られたスペースに、サーバーなどの機器の増設が可能となります。
(3)高信頼性システム対応
高信頼性システムである完全独立並列冗長方式の構築が可能です。(※3)
2.主な適用分野
インターネットデータセンター(IDC)や工場の生産ラインなど
3.概略仕様
回路方式:常時インバータ給電方式
装置容量:500kVA
入出力電圧・相数:三相3線415V±10%,(440V対応可能)
周波数:50/60Hz共用
定格負荷力率:1.0(kVA=kW)
4.発売時期
即日(御見積・納期等は、別途お問合せ下さい。)
*下記参考資料は、添付の関連資料を参照
※1.新3レベル変換技術
※2.RB−IGBT:Reverse Blocking−Insulated Gate Bipolar Transistor
※3.完全独立並列冗長方式
【お客様問合せ先】
富士電機株式会社
パワエレ機器事業部 パワーサプライ事業部 パワーサプライ企画部
tel:03−5435−7091
以 上