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RESTECと日本気象協会、「天候急変情報配信サービス」を共同開発

2016-07-04

RESTEC×日本気象協会「天候急変情報配信サービス」を共同開発
−危険な雲を気象衛星ひまわり8号で検知−


 一般財団法人 リモート・センシング技術センター(本社:東京都港区、理事長:池田要、以下「RESTEC」)と一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川裕己、以下「日本気象協会」)は、気象衛星ひまわり8号の観測データを用いて、雷や突風、局地的な豪雨等をもたらす積乱雲(※)の急発達を検知する「天候急変情報配信サービス(以下、本サービス)」を共同で開発しました。本サービスでは、日本気象協会のオンライン総合気象サービス「MICOS Fit(マイコスフィット)」を通じてアラート情報を配信する予定です。
 短時間に発達する積雲(※)の発生時間や発生場所の予測は困難ですが、急速に発達する積雲を気象衛星で監視することにより、数分〜10分程度前に注意喚起情報の提供を目指します。本サービスはさらなる精度向上に向け今夏に実証実験を行い、本格運用を目指します。

 ひまわり8号は、日本列島の周辺を2.5分間隔で1日につき576回観測しています。本サービスでは、この高頻度での観測機能を生かし、迅速な情報配信を行います。また、データの解析処理の過程で雲の位置を補正することにより、補正をしない場合と比べ位置情報の精度が約10倍(位置の誤差が1キロメートル程度)に向上する見込みです。今後、気象データによる検証を重ね、天候の急変に備える必要のある企業向けに、広く本サービスを提供したいと考えています。

 ※「積雲」が発達することで「積乱雲」になります。


 *参考画像などは添付の関連資料を参照


 なお、提供情報のイメージ動画はこちらからご覧いただけます。

 ・RESTEC YouTubeチャンネル
 「天候急変情報配信サービスの情報イメージ」 https://youtu.be/X04XIh2ej9Y


<RESTECの役割>
 リモートセンシングとは、人工衛星に搭載したセンサによって地球を観測する技術です。RESTECは、リモートセンシング技術の応用によるソリューションの提供を使命としています。今回の天候急変情報配信サービスの取り組みでは、ひまわり8号の観測データから迅速に高い精度で情報を抽出するための方法(アルゴリズム)の開発を担当しています。


日本気象協会の役割>
 日本気象協会はオンライン総合気象サービス「MICOS Fit」を日本全国で約400件のユーザを対象に展開しています。本サービスでは、このMICOS FitにRESTECの衛星リモートセンシング技術を取り込みます。さらに、日本気象協会の気象コンサルティング技術を融合することで、顧客の安全、防災対策の実現に貢献します。



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