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三井造船、56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「インディゴ スペラ」を引き渡し
56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「インディゴ スペラ」引き渡し
−大容積貨物艙(70,000m3)を持つ「三井の56」の124隻目竣工−
三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、千葉事業所にて建造中でありましたパナマ国、アイ・エム・エス マリタイム社(I.M.S. MARITIME S.A.)向け56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「インディゴ スペラ」(INDIGO SPERA、当社第1769番船)をこのほど完成し、本日同事業所にて引き渡しました。
本船は、70,000m3を超える大容積貨物艙を有した56,000重量トン型ハンディマックスバルカーであり、同型船124隻目の竣工となります。
本シリーズは、「三井の56」としてマーケットにおいて高い評価を得て、竣工済を含め160隻を超える受注を達成しています。
※参考画像は、添付の関連資料を参照
■主要目
全長:189.99m
長さ(垂線間):182.00m
幅(型):32.25m
深さ(型):18.10m
総トン数:31,763
載貨重量トン数:56,121メトリックトン
主機関:三井−MAN B&W ディーゼル機関 6S50MC−C 1基
連続最大出力:9,070kW×125.0回転/分
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人数:24人
船級:NK
船籍:パナマ
引渡日:2011年4月26日
■特長
1.新しい規則である国際船級協会連合(IACS)共通構造規則(CSR)を適用することにより、オペレーションの自由度と構造安全性向上の両立を実現している。以下の「56BC」の特長を引き継いで設計されている。
(1)扱いやすいサイズの載貨重量56,000トン
(2)国内外の港湾に配慮した全長及び喫水がもたらす汎用性
(3)優れた推進性能に基づく低燃費性能
2.5つのホールド(貨物艙)を持ち、本船自身の荷役設備として4基のクレーンを装備している。
3.本船は、荷役効率を重視するとともに、多種多様な貨物を積めるよう強度・配置を計画している。
(1)ハッチオープニングに関しては、長さ/幅ともこのクラスでは、最大級である。
(2)貨物艙は、長尺パイプを余裕を持って積載できる様、十分な長さを有している。
(3)貨物艙強度もホットコイル等の重量物に対応できるよう十分に配慮している。
4.主機関には軽量・コンパクト・高出力でMARPOL NOx排出規制を満たした三井−MAN B&W ディーゼル機関 6S50MC−Cを搭載し、運航スケジュールにフレキシブルに対応できる余裕のある馬力設定(常用出力=約75%最大出力)としながら、常用出力にて低燃費を実現するために最適なマッチングとしている。
5.海洋環境保護のため、航海中のバラスト水の交換を可能としている。
6.発電機関もMARPOL NOx排出規制を満たしている。