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オムロン、自動車生産ラインの安定稼働に貢献する「耐油コンポ」200機種を発売

2016-07-04

自動車生産ラインの安定稼働に貢献
−耐油コンポーネント200機種を一斉発売−


 オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長CEO:山田義仁)は、自動車の生産ラインで用いられる切削油(*1)に対する耐久性を高めたセンサーやスイッチなど「耐環境シリーズ耐油コンポーネント(以下、耐油コンポ)」200機種を、2016年7月1日より一斉に発売します。

 今回発売する「耐油コンポ」200機種は、自動車の加工工程で用いられるセンサーやスイッチ等の主要なファクトリーオートメーション用機器(以下、FA機器)を網羅し、全機種で耐油実力値4年を実証しています。オムロンは、耐環境性能に優れたコンポーネントの品揃えを一斉に強化することで、加工工程において生産設備が突然停止するリスクを大幅に低減し、自動車生産ラインの長期的な安定稼働に貢献します。

 自動車の加工工程において、生産設備に設置されたFA機器の故障は、設備の突然停止を引き起こし、ライン全体の生産能力の低下や生産計画の未達など、経営上の重大な損失に直結します。故障の原因は、振動や衝撃、周囲温度、粉塵による影響など多岐に渡りますが、なかでも切削油の浸入が全体の3割(*2)に上ります。工作機械の高速化や環境負荷への配慮に伴い、アルカリ成分の含有が多い水溶性切削油の使用が増加したことが、ゴムや樹脂部の劣化を速め、FA機器の短期間かつ突然の故障につながり、生産稼働率を低下させる大きな要因になっています。また、グローバルに展開する自動車メーカーにおいては、現地社員による保守やメンテナンスの作業に時間を要することもあり、切削油等で壊れにくいFA機器への要求が高まっています。

 そこでオムロンは、FA機器に対する水溶性切削油の浸入経路を徹底的に分析し、材料の強化や封止工法を進化させることで、独自の封止構造を確立。大手切削油メーカーとも連携し、オムロン独自の厳しい評価基準で試験することで、耐油実力値4年を実証した「耐油コンポ」を開発しました。

 オムロンは、今後も、「耐環境シリーズ」の品揃えを強化し、生産現場におけるさまざまな課題に独自技術で取り組み、長期的な安定稼働を実現する、モノづくり革新に取り組んでまいります。

 *1:切削油:金属を加工する際に摩擦の抑制や冷却を行うために使用する油。
 *2:当社の独自調査による。

 ※主な特長などリリース詳細は添付の関連資料を参照


オムロン株式会社について>
 オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約38,000名の社員を擁し、110を超える国や地域で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。詳細については、http://www.omron.co.jp/をご参照ください。


◆事業に関するお問い合わせ先/一般のお客様からのお問い合わせ先
 オムロン株式会社
 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
 商品事業本部 センサ事業部
 TEL:075−344−7022



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