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東洋紡と豊田通商、中国・江蘇省にエアバッグ用基布の製造・販売会社を設立
中国にエアバッグ用基布の製造・販売会社を設立
東洋紡績株式会社(本社:大阪市北区、社長:坂元龍三 以下 東洋紡)と豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区、社長:清水順三、以下 豊田通商)は、このたび合弁で中国江蘇省にエアバッグ用基布の製造・販売会社を設立することを決定しました。本年5月に合弁会社を設立、2012年4月をめどに生産を開始する予定です。
1.合弁会社の概要(予定)
社名:東洋紡汽車飾件(常熟)有限公司
(英文)Toyobo Automotive Textiles (CHANGSHU) Co., Ltd.
設立:2011年5月
資本金:約5億円
出資比率:東洋紡70%、豊田通商30%
所在地:本社・工場:中華人民共和国(以下 中国) 江蘇省常熟市
従業員数:約30名
事業内容:エアバッグ用基布の製造・販売
稼働:2012年4月生産開始予定
投資額:約11億円
2.合弁会社設立の背景
東洋紡はこれまで、国内とタイでエアバッグ用基布を製造し、日系自動車メーカーを中心に販売してきました。近年、日系自動車メーカーは、中国現地での部材調達など、現地生産化を進めています。
また、中国の自動車市場は、年率20%前後の成長が予測されており、日系だけでなく欧米や現地の自動車メーカーも数多く市場に参入しています。
このような状況のもと、東洋紡と豊田通商はエアバッグ事業の拡大を図るため、合弁で同国にエアバッグ用基布の製造・販売会社を設立することを決定しました。東洋紡は、工場の管理・技術指導などを行い、
豊田通商は、中国での豊富な事業経験を生かし、原料の調達・製品の販売を担当します。
3.今後の予定
本年5月に合弁会社を設立、2012年4月をめどに生産を開始する予定です。
東洋紡と豊田通商は、今回の合弁会社を中国市場でのエアバッグ事業拡大の拠点とし、日系を中心に現地の自動車部品メーカーにも販売を拡大していく予定です。
<参考資料>
※ 関連資料参照