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シチズンマシナリーミヤノ、タイに工作機械の新工場棟を建設
タイに工作機械の新工場棟を建設
−生産能力を2倍の月産200台に増強−
シチズンマシナリーミヤノ株式会社(本社:長野県北佐久郡御代田町、社長:杉本 健司)は、CNC自動旋盤の生産能力を拡充するため、タイにある連結子会社であるCITIZEN MACHINERY ASIA CO.,LTD.(以下シチズンマシナリーアジア)に新工場棟を建設します。
シチズンマシナリーアジアは、旧シチズンマシナリー株式会社にとって、初の海外生産工場として2001年に設立。2006年には加工棟、2010年には組立棟を建設し、シンコム製品の海外の主力工場として、現在、月産約100台の生産能力を有しています。2010年の組立棟の完成に伴い、主力中級機種の生産を日本からシチズンマシナリーアジアに順次移管していますが、部品の大型化や点数増加により、部品受け入れ、保管及びピッキングのエリア不足が生じていました。加えて、今後さらに増加が見込まれる新興国を中心とした海外向けの需要に対応する為、この度、新工場棟を建設することを決定しました。
これにより、工場の総面積は、11,785m2(延床面積)となります。新たにマシニングセンターなど機械設備を導入し、部品加工能力も増強。新工場棟の稼動により、工場全体の効率化を図り、生産能力もこれまでの倍である月産200台と大幅に増強されます。また新工場棟内にはミヤノ製品を含む新たなショールームを設置し、シンコム、ミヤノ両製品のアセアン地域への拡販対応にも活用。アジアの中核拠点として、グローバルな供給体制、拡販体制の強化を図っていきます。
<新工場棟の概要>
所 在 地:タイ国 アユタヤ県
建築面積 :3,750m2
延床面積 :3,750m2(新工場棟完成後の総延床面積:11,785m2)
着 工 :2011年4月
完 成 :2011年9月末(予定)
稼働開始 :2011年11月(予定)
<震災の影響に関するお知らせ>
東日本大震災により被災した福島事業所及び北上事業所では、全生産設備の修理点検を完了し、4月20日より工場の本格稼動を再開いたしました。建物等、事業所としての完全復旧については引き続き進めてまいります。