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総合企画センター大阪、ベーカリー市場について調査結果を発表

2016-06-20

ベーカリー市場について調査結果を発表


 この程、マーケティングリサーチ会社の株式会社総合企画センター大阪(本社=大阪市西区、代表取締役社長=川原喜治)は、ベーカリー市場について調査を実施、その結果を発表した。


【調査結果】
■2014年度のベーカリー市場は、前年比3.3%減の4,937億円となった。
 ・2014年度のベーカリー市場は、前年比3.3%減の4,937億円となった。ベーカリー市場はここ数年(1)新規店の出店減少、(2)既存店舗の閉店、(3)流通パンとの競合激化が進んでいる。
 ・一方で消費の二極化も進む状況にある。シニア層をはじめ、経済的にゆとりのある層は“価格よりもちょっといいもの”を求める傾向が強まっている。また、可処分所得の伸びが鈍い若い世代や子育て世代は節約志向が根強い。そのため、ベーカリー市場においても、付加価値を訴求したベーカリーや100円均一で販売するベーカリーが消費者の支持を集めている。
 ・商品面では、「クロワッサンドーナツ」といったスイーツ寄りの商品の需要が高まっている。価格はやや高いものの、ケーキを買うよりは安く、主食になるため購入への抵抗感が薄いとされる。こうした商品は、プチ贅沢ニーズを取り込むだけでなく、手土産やギフト商品としても広がりをみせている。ベーカリーとパティスリーの垣根は年々縮小しており、スイーツ訴求のカテゴリーは今後も拡大が続く見通し。

 ※グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料1」を参照


■種類別では、スイーツ訴求のデニッシュパンなどの需要が高まっている。
 ・種類別では、食パンが1,219億円で最大となった。
以下、菓子パンが966億円、デニッシュパンが961億円、食事パンが937億円、惣菜パンなどを含むその他パンが854億円で続いている。
 ・食パンは、前年比5.1%減となった。要因としては、パンの種類の多様化に加え、朝食に手軽な菓子パンを食べる人が増えるなど、食パン離れが進んでいることなどが挙げられる。
 ・食事パンは、同 3.9%減となった。食事パンの利用シーンは、洋食化の流れと簡便ニーズから、夕食の食卓まで広がっている。そのため、店頭では夕食に適した食事パンを一つの棚に集めたり、メニュー提案をする動きもある。
 ・菓子パンは、同 2.6%減、デニッシュパンは同 1.9%減となり、他のカテゴリーよりも減少率が低い。
  前述の通り、菓子パンやデニッシュパンは、ケーキに代わるスイーツとしても消費者の需要が高まっている。そのため、各社は積極的に新商品を投入するなど、新規顧客の獲得を図っている。

 ※グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料2」を参照


 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照



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マーケティングリサーチ 大阪市西区 可処分所得 二極化

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