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静岡大、今年度の打ち上げを控えた超小型衛星「STARS−C」を公開

2016-06-14

静岡県で初の超小型衛星 STARS−Cの公開
〜将来の宇宙エレベーター等にとって重要なテザー展開技術を宇宙で実証〜


 静岡大学で開発した超小型衛星 STARS−C(実施責任者・静岡大学工学部機械工学科・山極芳樹教授,共同提案者・同・能見公博教授)は現在,今年度の打ち上げを控え,静岡大学浜松キャンパスで待機しています.静岡県初の人工衛星 STARS−Cの公開についてご案内します.
 本衛星は静岡大学から提案し平成26年9月に国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」からの放出衛星に選定されたものです(宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」選定衛星発表 HP:http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/140926_cubesat.html).衛星は一辺10cmの正六面体の2つの衛星をテザーと呼ばれるケーブルで繋いだ構造(詳細は次ページ)です.将来の宇宙エレベーター等にとって重要なテザー展開技術を宇宙で実証します.
 静岡大学の山極および能見研究室が中心となり,技術部等学内の協力,高柳記念未来技術創造基金の援助,地元を中心とする企業・団体の協力を得て進めています.静岡大学はもとより静岡県としても初の人工衛星となります.今後,JAXAへの引き渡しを経て平成28年夏以降打ち上げ予定です(打ち上げ等のスケジュールのついてはJAXAより発表予定).


静岡大学開発の超小型衛星(STARS−C(*))について

 *STARS−C(Space Tethered Autonomous Robotic Satellite−Cube

 本衛星は一辺10cmの正方形の2つの衛星をテザーと呼ばれるケーブルで繋いだ衛星です.衛星のイメージを図1に,衛星のCAD図を図2に,完成した衛星を図3に示します.この衛星は,将来の宇宙エレベーター等にとって重要なテザー展開技術を宇宙で実証し,データを得ることを目的としています.今回の宇宙実験ミッションシーケンスを図4に示します.

 ※図1〜4は添付の関連資料を参照



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