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JR東海、制震装置による橋りょうの地震対策を発表

2016-06-14

制震装置による橋りょうの地震対策について


 当社は、地震発生時における安全を確保するため、高架橋柱をはじめとする土木構造物等の耐震補強や、地震情報を早期に伝達するシステムの整備を着実に進めています。
 耐震補強が必要な土木構造物等のうち、構造や周辺環境の条件によっては、一般的な工法による対策が困難な箇所があります。こうした課題に対応するため、今回、制震装置による橋りょうの補強を行いましたのでお知らせします。


1.制震装置による橋りょうの耐震補強(別紙)
 ・橋りょうの一般的な補強工法は、橋脚の周りを鋼板やコンクリート等で巻く工法です。
 ・東海道本線の堀川橋りょう(金山駅尾頭橋駅間)は、明治40年に建設され、橋脚はレンガ造りです。この橋りょうは、周辺環境などの施工条件上、大規模な掘削を伴う施工が難しく、鋼板やコンクリート等で巻く補強が困難であるという課題がありました。
 ・この課題に対応するため、株式会社大林組が開発した制震装置(ブレーキダンパーR)を用いる工法を採用し、橋脚の耐震補強を平成28年3月に完了しました。
 ・鉄道構造物に「ブレーキダンパー」を採用した事例は当社が初となります。
 ・この工法の採用にあたり、堀川橋りょうの地震時の揺れ方の検証や、設置するブレーキダンパーの強さ等を最適な値に設定するなど、当社の技術開発部での研究開発と東海鉄道事業本部での検討成果を反映しております。


 ※参考画像は添付の関連資料を参照


2.今後の予定
 ・今回採用した制震装置(ブレーキダンパー)を用いた工法については、今後、新幹線の高架橋の揺れを抑える脱線防止対策の一つとして活用することも検討しております。
 ・今後も、個々の構造物の状況を踏まえ、適切な施工方法を検討することで、着実に耐震補強を進めてまいります。


<別紙>

 ※添付の関連資料を参照




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