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大和投資信託、AIを利用したWEB上の業績要因情報抽出技術の産学共同開発を開始
AIを利用したWEB上の業績要因情報抽出技術の
産学共同開発開始について
当社は成蹊大学理工学研究所(所長:大倉 元宏、東京都武蔵野市、以下 成蹊大学)と、AIを利用した自然言語処理によるデータマイニングにより、Web上に流れる企業の決算短信やプレスリリース等の膨大な文書から、企業価値に影響を与える文章を選別・要約する技術の共同研究開始の契約を締結しました。2016年中を目処に、ファンドマネジャーによるファンド運用での利用を開始する予定です。
資産運用業務は、大量の文書情報を収集し分析する作業に多大な時間と人的リソースが求められます。本研究では、このプロセスの大幅な効率化と迅速化を実現します。その結果、ファンドマネジャーが、より短期間により大量の文書情報から必要な情報を取得でき、さらに、作業時間の短縮化により、より高い付加価値を生み出す業務に集中することも可能とすることで、運用パフォーマンスの向上に大きく貢献できると考えています。
共同研究担当者である成蹊大学の酒井 浩之 准教授、坂地 泰紀 助教は、自然言語処理を基に、テキストマイニング、テキスト自動要約、質問・応答システム、Webマイニング等を重点的に研究し、特に企業の業績発表記事から業績要因を抽出する技術において先行しています。当社はこの技術を実装し運用業務での活用を目指します。
以上