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日立ハイテク、中国で体外診断検査機器・試薬販売およびサービスの合弁会社を設立
中国において体外診断(IVD)検査機器・試薬販売および
サービスの合弁会社を設立
株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮崎 正啓(◇)/以下、日立ハイテク)の100%子会社であるHitachi High−Technologies (Shanghai) Co., Ltd.(董事長兼総経理:三善 慶太/以下、日立ハイテク上海)と、日立ハイテクの中国における大手医用機器販売代理店の一つである上海日和貿易有限公司(董事長:張涛/以下、上海日和)は、中国における体外診断(IVD*)検査機器・試薬の販売およびサービス事業において協業することに合意し、日立ハイテク上海と上海日和との合弁による新会社「Hitachi High−Tech Diagnostics (Shanghai) Ltd.(以下、HTD)」を2016年9月1日(予定)付けで設立します。
◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
中国におけるIVD市場は、国民の生活水準向上に伴う生活習慣病の増加や、医療サービスを充実させる国の政策により堅調に拡大しています。人口動態の高齢化や予防医療の普及により、今後とも市場成長は続くと予想されていますが、より緩やかな経済成長を志向する「新常態」経済の下では医療費削減も同時に求められることから、より効率的な臨床検査を実現するソリューションがさらに求められるようになっています。
このたび設立するHTDでは、生化学検査に必要な血液検査機器ならびに検査試薬の販売、および日々の検査業務をサポートするサービス業務を運営します。日立ハイテク上海が長年培ってきた、日立ハイテク製生化学自動分析装置の販売・マーケティング力と、上海日和が長年ノウハウを蓄積した検査機器サービス事業を統合し、中国大手試薬メーカーとの提携も視野に入れながら、検査機器・試薬の販売およびサービスにワンストップで対応できるトータルソリューションを中国全土で展開します。また、さらなる検査効率化を実現する検体検査自動化システムの販売もHTDで行い、生化学だけでなく広くIVD検査分野での効率化を求める顧客ニーズにも対応します。
中国企業との合弁事業とすることで、現地市場により即した製品開発、プロモーションおよび中国他企業(試薬メーカー、販売代理店)との協業を効率的に行えるようになります。HTDによる事業展開により、中国におけるIVD事業のソリューション提供力を一層強化し、より高品質で効率的な医療を中国の人々に提供できるよう貢献してまいります。
*IVD:In−vitro diagnostics
<HTDの概要>
・商号:Hitachi High−Tech Diagnostics (Shanghai) Ltd.
<中文商号:日立高新診断(上海)有限公司(仮称)>
・所在地:中国 上海市
・代表者:未定
・業務内容:中国におけるIVD検査機器・試薬の販売およびサービスの提供
・従業員:約100名
・設立日:2016年9月1日(予定)
・資本金:300万USドル相当額
・出資比率:日立ハイテク上海 77%、上海日和 23%
<上海日和の概要>
・商号:上海日和貿易有限公司
・所在地:中国 上海市
・董事長:張涛
・業務内容:IVD検査機器等の販売およびサービスの提供
・従業員:約110名(グループ)
・設立日:2000年
・資本金:500万中国人民元