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ジュニパーネットワークス、統合パケット・トランスポート・システムを発表
ジュニパーネットワークス、業界初の統合パケット・トランスポート・システムを発表
Junos(R) Expressチップセットを搭載し、光伝送機能とパケット・スイッチングを一体化した「PTXシリーズ」
ジュニパーネットワークス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:細井 洋一、以下 ジュニパーネットワークス)は、最大3,800テラビットというこれまでにないレベルのスケーラビリティを持つ業界初の新しいスーパーコア・アーキテクチャの発表と同時に、パケット・トランスポート・システム「PTXシリーズ」を発表しました。
スマートフォン、映像関連、そしてクラウドのアプリケーションへの移行が急速に進むにつれ、トラフィックの予測がより困難になっています。ジュニパーネットワークスが今回投入した統合パケット・トランスポート・ソリューションは、コアネットワークにおけるパケット・トランスポートと光伝送の統合により、ネットワークの簡素化と経済性の向上を同時に実現します。
新しいパケット・トランスポート・システム「PTXシリーズ」は電力効率が高く、拡張性にすぐれた新しい「Junos(R) Express」チップセットと「Junos OS」を採用し、伝送機能をパケット・トランスポート・スイッチングの効率性とスケーラビリティで強化し、従来のアーキテクチャに比べ最大65%もの費用削減を実現します。
モバイル、映像、クラウドなどデータ量の多いサービスの急増にともない、トラフィックは年40%以上の増加率で確実に増え続け、トラフィック量やパターンの予測も難しくなっています。このような中で、サービスプロバイダーに求められているのは「いつでもどこでもあらゆるサービスを」という接続モデルです。ジュニパーネットワークスが今回発表したスーパーコア・アーキテクチャにより、サービスプロバイダーは経済性を向上させながら、常時接続を求める加入者の期待に応えることができるようになります。
ジュニパーネットワークスのプラットフォームシステムグループ担当執行副社長兼ゼネラルマネージャー、ステファン・ディッカーホフ(Stefan Dyckerhoff)は、次のように述べています。「ネットワーク・トラフィックの大部分がパケット・トランスポートであるため、サービスプロバイダーはIP網に対応するために、コアネットワークのアーキテクチャを再考しなくてはなりません。ジュニパーネットワークスが発表したスーパーコア・アーキテクチャにより、サービスプロバイダーは、現在の複数のレイヤーで構成されるネットワークを簡素化しつつ、よりスケーラビリティの高いネットワークを構築できるようになります」
「PTXシリーズ」は、事業性の高いサービスを提供するのに必要となる、速度、スケール、そしてネットワーク所有コストの削減により経済性の高いコアインフラを実現します。競合プラットフォームと比べて、「PTXシリーズ」は以下のような優位性をもちます。
・4倍のスロットあたり速度(480ギガビット/秒(Gbps))、1スロットあたり2テラビット/秒(Tbps)まで拡張可能
・5倍のスロットあたりパケット処理能力
・1/3の総消費電力(1W/Gbps時)
・10倍のシステムスケール(最大3800Tbpsをサポート)
業界アナリスト会社ACGリサーチのマネージングパートナー、レイ・モタ(Ray Mota)氏は、次のように述べています。「サービスプロバイダーは、単に帯域幅とハードウェアを次々と増やすというやり方では、トラフィックの問題に対処できないだけでなく、むしろ非常にコストのかかる応急処置に過ぎないことに気づき始めています。ジュニパーネットワークスは、MPLSスイッチングの柔軟性と光伝送を統合することで、あらゆるトラフィック需要に経済的かつ柔軟するための新たな解決策を提示しました」
■単一のJunos OSが、ネットワーク投資を拡大
「PTXシリーズ」は、先日発売された「QFabric(TM)」ソリューション、「T4000」コアルーター、「MX シリーズ」3Dユニバーサル・エッジルーターとともに、サービスプロバイダー向けに独自のネットワーク・トポロジーを提供します。トラフィック需要の変動に合わせてトラフィックの総量を柔軟に対応させ、長期の投資保護を促進します。「Junos OS」をパケットとオプティカルに採用したこのパケット・トランスポート・システムは、ネットワークにおいて革新をもたらしてきたジュニパーネットワークスの新たな進化です。
「PTXシリーズ」には、8Tbpsの「PTX5000」と16Tbpsの「PTX9000」があります。どちらも10/40/100GEショートリーチおよびウルトラロングホールDWDMインターフェースを備えて、初期状態でスロットあたり480Gbpsのスループットをサポートしています。「PTXシリーズ」は、2011年第3四半期にベータ版を提供する予定です。
「PTXシリーズ」の詳しい情報は、以下のURLでご覧になれます。
http://www.juniper.net/jp/jp/products-services/packet-transport/ptx-series/
■ジュニパーネットワークスについて
ジュニパーネットワークスは、ハイパフォーマンス・ネットワーキングのリーダーです。サービスおよびアプリケーションの一元化されたネットワークにおける展開を加速するのに不可欠な、即応性と信頼性の高い環境を構築するハイパフォーマンスなネットワーク・インフラストラクチャを提供するジュニパーネットワークスは、お客様のビジネス・パフォーマンスの向上に貢献します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下のURLでご覧になれます。
http://www.juniper.net/jp/
【その他の情報】
J−Net:http://www.juniper.net/jp/jp/community/
ジュニパーネットワークに関する最新情報を提供
・Junos Central(英語)・・・ネットワークOS「Junos(R)」に関する各種情報を掲載
・フォーラム・・・参加者同士で、情報交換ができる掲示板ウェブサイト
・ブログ・・・ジュニパーネットワークスが運営する公式ブログ
Twitter:@Juniper_Japan
Youtubeジュニパーチャンネル:http://www.youtube.com/junipernetworks
ジュニパーネットワークス株式会社について
〒163−1035東京都新宿区西新宿 3−7−1新宿パークタワー N棟 35階
電話番号(代表):03−5321−2600
Juniper NetworksおよびJunosは、米国およびその他の国における Juniper Networks, Inc.の登録商標です。Juniper Networksロゴ、JunosロゴおよびQFabricは、Juniper Networks, Inc.の商標です。その他記載されている商標、サービス・マーク、登録商標、登録サービス・マークは、各所有者に所有権があります。ジュニパーネットワークスの製品に関する情報や比較はすべて、社内試験の結果および競合製品や業界標準に関して公表されている情報に基づくものです。