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パナソニック、「車載用 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー」を製品化
車載ECUの電源回路へ瞬時の大電流供給が可能
「車載用 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ」を製品化
車載ECUのエンジンへの直接搭載や機電一体化の実現に貢献
*製品画像は添付の関連資料を参照
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、HEV、EV、ガソリン車などの車載ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)の電源回路に適した、小形(面実装タイプ)ながら大容量化と大電流化を実現した「車載用 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ[1]」を製品化しました。車載ECUの小型化や、電源回路へ瞬時の大電流供給が可能になり、車載ECUのエンジンへの直接搭載や機電一体化[2]に貢献します。
製品名:車載用 導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ
シリーズ名:ZKシリーズ(大容量・大リプル電流品)
量産開始:2016年9月
環境対応車の燃費改善や環境規制への対応を背景に、ECUの搭載数増加や、エンジンルームへの搭載からエンジンへの直接搭載や機電一体化が求められています。ECUの電源回路の電源電圧安定化やノイズ除去などを目的に搭載されるコンデンサには、小形化、大容量化、大電流化が要求されています。今回当社ではこれらのニーズに応えると同時に、電源回路への瞬時の大電流供給を実現できるため、機電一体化に伴う小型モータ駆動アシスト用途やパワートレインの電動化に伴う大型モータ駆動アシスト用途などへの展開も可能です。
【特長】
1.小形ながら大容量を実現、ECUの小型化やECUのエンジンへの直接搭載に貢献
・形状:直径φ10.0x高さ10.2mm 当社従来品(※)同等
・静電容量:470μF 25V.DC 当社従来品(※)330μF 25V.DC
2.小形ながら大電流化を実現、モータ駆動時の瞬時大電流供給に貢献
・リプル電流値[3]:2800 mArms 当社従来品(※)2000mArms
3.面実装タイプで、基板への自動実装対応を実現、お客様の工程の合理化に貢献
※:導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ(ZCシリーズ)
【用途】
HEV、EV、ガソリン車の高機能ECU電源回路、機電一体型ECU回路
【備考】
ECUの回路設計ツール「LCシミュレータ」を2016年5月31日から公開します
ホームページURL:http://industrial.panasonic.com/jp/lc-simulator
*リリース詳細は添付の関連資料を参照
【商品のお問合せ】
オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 デバイスソリューション事業部
ホームページURL:https://industrial.panasonic.com/jp/contact-us?ad=press