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三菱電機、汎用シーケンサー「MELSEC iQ−R シリーズ二重化シーケンサ」を発売
高性能・高信頼システムの構築に貢献
三菱シーケンサ「MELSEC iQ−R シリーズ二重化シーケンサ」発売のお知らせ
三菱電機株式会社は、汎用シーケンサ(プログラマブルコントローラ)「MELSEC iQ−R シリーズ」の新製品として、「二重化シーケンサ」を5月31日に発売します。「プロセスCPU」と「二重化機能ユニット」を組み合わせることで、冗長機能強化による継続運転と操作性・メンテナンス性の向上を実現し、生産現場や社会インフラに適した高性能・高信頼システムの構築に貢献します。
*製品画像は添付の関連資料を参照
<新製品の特長>
1.CPUやネットワークなど冗長機能の強化により、システムの継続運転を実現
・基本システム(CPUユニット、電源ユニット、基本ベースユニット、ネットワークユニット)の二重化により、制御系で故障や電源オフなどの異常が発生しても待機系に自動的に切り替わり運転を継続
・トラッキングケーブル・CC−Link IEフィールドネットワークのリモートヘッドユニットとネットワークケーブルの二重化により、システムの信頼性が向上
2.小規模から大規模まで高性能・高信頼システムの構築を実現
・プログラム容量を約5倍(※)、トラッキング容量を約10倍(※)に拡大し大規模システム構築に対応
・系切り替え時の出力保持時間の高速化(100ms以下)により、高速制御用途にも適用可能
・プログラム容量80Kステップ以下の小規模システム向けCPUユニットを新たにラインアップ
※:現行のMELSEC−Qシリーズ 二重化シーケンサとの比較
3.メンテナンス時の操作性向上により、システム復旧時間を削減
・CPUユニット交換時に、既設CPUユニットのプログラム・パラメータを、新設CPUユニットに自動コピー可能
・リモートヘッドユニットに装着した入出力ユニットやインテリジェント機能ユニットのオンライン交換作業を、エンジニアリングツールの操作なしで容易に実現
<発売の概要(機種一覧)>
*添付の関連資料を参照
<発売の狙い>
製造業の自動化に貢献するFA(ファクトリーオートメーション)分野や水処理などの社会インフラで計装制御するPA(プロセスオートメーション)では、プログラムの大容量化やシステムダウンタイムの短縮に対応するため、コントローラーの性能・信頼性の強化・使い勝手の向上が求められており、専用の制御機からオープン化・ダウンサイジング化できる汎用シーケンサへの移行が進んでいます。かかる中、トラブルなどによるシステム停止時の復旧時間の短縮化が課題となっていました。
当社は今回、「MELSEC iQ−R シリーズ」の新製品として、冗長機能の強化に加え、操作性・メンテナンス性を向上し、生産現場や社会インフラにおける高性能・高信頼システムの構築に貢献する「二重化シーケンサ」を発売します。
<製品担当>
三菱電機株式会社 名古屋製作所
〒461−8670 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号
○お客様からのお問い合わせ先
三菱電機株式会社 機器計画部
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