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シーイーシー、AGC旭硝子と作業者の動態分析システム「スマートロガー」を共同開発

2016-05-26

作業者の動態分析システム「スマートロガー(TM)」をAGC旭硝子と共同開発
〜スマートウォッチを活用して熟練者の作業をデジタル化〜


 株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田原 富士夫、以下 シーイーシー)はこのほど、AGC旭硝子(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)と協業し、工場の生産革新に向けたIoT(Internet of things)活用分野および人・設備の最適な協調作業を図るIE(Industrial Engineering)分野での新製品開発と、国内市場での販売を推進していくことで合意しました。協業の第一弾として、ウェアラブル端末のスマートウォッチを活用して、工場の労働生産性向上につなげる作業動態分析ソリューション「スマートロガー(TM)」を共同開発し、7月1日より提供開始します。


<協業の背景と目的>
 近年、製造業をはじめ多くの企業では、ICT技術を活用した生産性・品質の向上への取り組みが加速しています。世界トップシェアを誇るガラス事業とディスプレイ事業、化学品事業を中心に電子部材事業などをグローバルで展開するAGC旭硝子でも、現場の生産性向上を目指した改善活動を推進しています。その取り組みを進めるなか、製造業向けの豊富なICTサービスを展開するシーイーシーと連携を強化し、生産物流シミュレーションソフトウェア「RaAP(ラープ)」、動線分析ソフトウェア「RaFLOW(ラフロー)」を2015年から導入し、製造ラインの工程改善などの取り組みを推進しています。今回さらなる改善に向けて両社が着目したのが、従来までは時間をかけて収集、分析していた作業者の作業情報で、その作業分析時間を短縮するソリューションとして「スマートロガー(TM)」の共同開発に至りました。

 *参考資料は添付の関連資料「参考資料1」を参照


<スマートロガー(TM)共同開発の概要>
 作業者がスマートウォッチを装着し、工程開始前にスマートウォッチを工程ごとに設置したビーコンに近づけるだけで作業工程の実績(作業内容・時間)が自動集計される仕組みです。位置情報や作業者の動作情報をきめ細かく収集・デジタルデータ化することで、お客様は「熟練作業・ノウハウの蓄積」「作業者のバラツキ解消」「ムダのない作業順序や最適な動作」に向けた改善に取り組みやすくなり、生産性向上や不良発生原因の対策にもつながります。

 *参考資料は添付の関連資料「参考資料2」を参照


 ●生産プロセス全体の効率化に向けた「工程分析」「動作分析」などを進めるお客様の分析作業を効率化します。作業者が装着したスマートウォッチから動態情報を自動収集し、従来の紙や映像ベースなどの作業集計・分析に比べてかかる工数を削減します。
 ●熟練者の動態データをデジタル化して可視化することで、作業員ごとのバラつきをなくし、匠の技の継承にもつながります。
 ●測位した動態データはパソコンに取り込み、工程・作業・動作それぞれの観点から分析が可能です。また、動線分析ソフトウェアの「RaFLOW」と連携することで「誰が」「どこで」「何を」「どれくらい」など、より詳細な分析もできます。
 ●測位した動態データはパソコンに取り込み、工程・作業・動作それぞれの観点から分
スマートウォッチによる音声データ入力で作業を止めることなく、スムーズに作業実績をデータ化できます(音声対応・非対応はお客様の環境やニーズで選べます)。
 ●測位した動態データはパソコンに取り込み、工程・作業・動作それぞれの観点から分
 ●AGC旭硝子では国内外の工場およびグループ各社への導入を促進し、AGCグループ全体で生産性の向上を図ります。シーイーシーは自動車メーカーやサプライヤー、建機・精密機器メーカーへの販売を推進していきます。


<今後の展望>
 今回開発のスマートロガー(TM)に加え、ものづくりの生産性向上を目指し、AGC旭硝子の自社工場やグループ会社への展開を図りながら、そこで培ってきた実績やノウハウを活かし製造現場の生産性向上に向けたICTサービスや製品開発に注力していきます。また、今後両社はディープラーニング(深層学習)を活用し、より高精度な作業者の動態データを自動収集、分析できる仕組みの構築を目指していきます。


■株式会社シーイーシーについて
 シーイーシーは、独立系システムインテグレーターとして、インダストリーオートメーション事業、システムインテグレーション事業、プラットフォームインテグレーション事業まで、トータルにICTサービスを提供しています。インダストリーオートメーション事業においては、工場の情報基盤をICTで支えるべく、「Facteye(ファクティエ)をはじめとしたIoT活用プラットフォームやシミュレーション技術による生産・物流現場の可視化ツール「RaAP(ラープ)」「RaLC(ラルク)」、そのほかロボット制御・CNC、位置情報活用分野において、独自技術を応用した製品・サービスを中核とした特徴のある事業を展開しています。
 ビジネスサイト:http://vrr.cec-ltd.co.jp/product/facteye/


 ※記載の会社名・商品名等の固有名詞は各社の商標または登録商標です


以上



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