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日本チェーンストア協会、4月の販売概況を発表
平成28年4月度・チェーンストア販売概況
■全体の概況
※会員企業数 57社/店舗数 9,404店
※総販売額 1兆602億円 (店舗調整前)97.9% (店舗調整後)99.3%
<部門別の概況>
・食料品 6,801億円 (店舗調整前)99.1% (店舗調整後)101.2%
・衣料品 925億円 (店舗調整前)93.7% (店舗調整後)95.5%
・住関品 2,254億円 (店舗調整前)96.6% (店舗調整後)97.1%
・サービス 32億円 (店舗調整前)95.4% (店舗調整後)95.3%
・その他 587億円 (店舗調整前)96.0% (店舗調整後)93.9%
平成28年4月度は、食料品はお花見需要などもありまずまずの動きだったが、衣料品が中旬以降の気温低下とともに動きが鈍くなり、住関品の動きも良くなかったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はマイナスとなった。
■商品別の動き
○食料品
●農産品
農産品は、キャベツ、トマト、ジャガイモ、なす、レタス、カット野菜などが好調だったが、たまねぎ、きゅうり、ニンジンなどが不調だった。果物では、イチゴ、バナナ、ぶどうなどが好調だったが、柑橘類、りんごなどが不調だった。
●畜産品
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉の動きは良かったが、鶏卵、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
●水産品
水産品は、刺身の盛り合わせ、マグロ、あじ、うなぎ、海藻類などの動きは良かったものの、カツオ、いか、塩鮭、ちりめん、魚卵などの動きは鈍かった。
●惣菜
惣菜は、温惣菜ではスナック、揚げ物、焼き物は好調だったが、中華は不調に終わった。要冷惣菜は、和惣菜の動きは良かったものの洋惣菜の動きは鈍かった。米飯、寿司ともに好調だった。
●その他食品
その他食品は、乳酸発酵飲料、飲料、酒類、缶詰、アイスクリーム、米、納豆などは好調だったが、乳製品、水物、冷凍食品などは不調だった。
○衣料品
●紳士衣料
紳士衣料は、スーツ、カッターシャツ、カジュアルベスト、7分袖Tシャツ、カジュアルパンツなどの動きは良かったものの、ニットカーディガンなどの動きは鈍かった。
●婦人衣料
婦人衣料は、シャツ、ロングスカート、アンクルパンツ、カットソーなどの動きはよかったが、フォーマル、ジャケット、ブラウス、ジーンズ、Tシャツなどの動きは鈍かった。
●その他衣料・洋品
その他衣料・洋品は、スクール関連、紳士・婦人肌着、紳士・婦人ホームウェア、女児ウェア、紳士・婦人・子供ソックスなどの動きは良かったものの、男児ハーフパンツ、男児Tシャツ、男児肌着、ベビーウェア、レイングッズなどの動きは鈍かった。
○住関品
●日用雑貨品
日用雑貨品は、ステンレスボトル、ペーパー類、文具類、TVゲーム、タオル、防災関連商品などの動きは良かったが、ベビーオムツ、男児玩具、弁当箱などの動きは鈍かった。
●医薬・化粧品
医薬・化粧品は、カウンセリング化粧品、フェイスケア、ヘアケア、殺虫剤、マスクなどの動きは良かったものの、掃除・洗濯用品、バス・トイレ用品、芳香剤、ヘアケア、ヘアメイクなどの動きは鈍かった。
●家具・インテリア
家具・インテリアは、リビング家具、収納家具、寝装寝具類などは好調だったが、マットレス、敷物、インテリア小物などは不調に終わった。
●家電製品
家電製品は、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電池などの動きは良かったが、エアコン、テレビ、掃除機、扇風機などの動きは鈍かった。
●その他商品
その他商品は、ペット用品、電動アシスト自転車、フィットネス、スポーツシューズ、園芸用品などの動きは良かったものの、トラベルバックなどの動きが鈍かった。
○サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.3%であった。
食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は5.5%であった。
*「チェーンストア販売統計(月報)平成28年4月度速報」は添付の関連資料を参照
※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス;http://www.jcsa.gr.jp