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JFEエンジニアリング、ヤンゴン市と飲料水供給の共同実証試験を開始
ヤンゴン市と飲料水供給の共同実証試験を開始
JFEエンジニアリング株式会社(社長:狩野久宣、本社:東京都千代田区)とヤンゴン市(市長:ウ・ラ・ミン)は、ヤンゴン市が提供する水源、用地を活用し、飲料水を供給する共同実証試験を開始しました。
ヤンゴン市では浄水場の建設や水道管網の整備が急ピッチで進められていますが、未だ水道普及率は35%に達していません。市民に衛生的な飲料水を安定供給することが喫緊の課題となっています。
こうした中、当社はヤンゴン市ダラ地区において日量24m3の飲料水を製造するプラントを設置し、1年間に亘る実証試験を開始しました。このプラントは1日24時間稼動し、井戸水を原水として利用します。当社は、この実証試験において、季節によって変動する原水の水質の確認を行うとともに、プラント運転の最適化を図り、日本国内並みの高い品質の飲料水の製造を目指します。
当社は、ヤンゴン市内において高架橋建設や、廃棄物発電所の建設に着手しています。また、ミャンマー国との合弁会社J&Mスチールソリューションズ社は鋼構造物製作を行い、同国のインフラ整備に貢献してまいりました。こうした実績や、当社の日本国内における浄水プラント建設の豊富な経験に基づく提案がヤンゴン市から高い評価を受け、今回の共同実証試験に至りました。
今後も、ミャンマー国をはじめ水インフラ整備が急務となっている東南アジア諸国において、顧客ニーズに合致した最適ソリューションを提案してまいります。
■施設概要
場所:ヤンゴン市ダラ配水ステーション敷地内
処理量:24m3/日
運転開始日:2016年3月
実証実験期間:1年間
稼働時間:24時間/日
原水:トゥアンティ地区井戸水
■共同実証試験設備
※参考画像は添付の関連資料を参照
以上