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双日、インド社と共同でデリー〜ムンバイ間貨物専用鉄道の信号・通信工事を受注
双日、デリー〜ムンバイ間貨物専用鉄道の信号・通信工事を受注
双日株式会社(以下、双日)はインドのラーセン・アンド・トゥーブロ社(Larsen&Toubro Ltd.、以下、L&T社)と共同で、インド政府傘下のインド貨物専用鉄道公社から、デリー〜ムンバイ間貨物専用鉄道(Western Dedicated Freight Corridor、以下、DFC西線)における信号・通信工事(約120億円)を新たに受注しました。これにより、DFC西線プロジェクトにおける双日の受注額は、既に受注済みの軌道敷設工事、電化工事と合わせ、累計にて約2,820億円となります。
本件は、首都デリーと商業都市ムンバイの間に総延長約1,500kmの貨物専用鉄道を建設するDFC西線のうち、グジャラート州ヴァドーダラー〜マハラシュトラ州ジャワハルラール・ネルー港(JNPT)間422kmの信号・通信工事で、2016年度中に着工する予定です。
双日はコンソーシアム・リーダーとしてプロジェクトの全体管理を行い、プロジェクトの全体設計・施工・管理を行うL&T社と共に主契約者となります。本件は本邦技術活用条件(STEP:Special Terms for Economic Partnership)(※)付きの円借款を用いて整備が進められるもので、受注金額の約4割を日本品が占める予定です。双日は、信号機器とともに、列車運行管理システム、列車の進路を制御する信号システム、各信号システムを繋ぐ通信システムを供給し、列車運行の安全性・効率性の向上に貢献します。本件受注により、双日はDFC西線において、軌道敷設、電化、信号・通信という鉄道工事の中核分野を担うことになります。
双日は、DFC西線のプロジェクトに深く関与し、インドのインフラ近代化に貢献することで、同国でのプレゼンスを一層高めていきます。今後、鉄道工事における幅広い経験と実績を活用し、同国をはじめとする世界各国の鉄道インフラ整備事業への取り組みを更に拡大してまいります。
*参考資料は添付の関連資料を参照
(ご参考)
【ラーセン・アンド・トゥーブロ社の概要】
会社名:
Larson&Toubro Ltd.
(ムンバイ証券取引所、ナショナル証券取引所に上場)
本社:インド・ムンバイ
概要:
1938年創業のインド最大のゼネコン兼総合エンジニアリング会社。
主軸である建設業、電子工学、エンジニアリングをはじめ、多岐に亘るビジネスを世界規模で展開している。道路、鉄道、橋梁、港湾、空港、水処理、ビル・工場建設などに豊富な実績あり。売上高約1.6兆円。
【インド貨物専用鉄道公社の概要】
会社名:Dedicated Freight Corridor Corporation of India Ltd.
本社:インド・デリー
概要:インド鉄道省が、インド国内に貨物専用鉄道を建設し、維持・運営するために2006年に設立した公社。
(※)本邦技術活用条件(STEP:Special Terms for Economic Partnership)とは、日本の優れた技術やノウハウを活用し、途上国への技術移転を通じて日本の「顔の見える援助」を促進するため、日本を原産とする資機材の一定比率以上の調達を条件とした、円借款制度。
【DFC西線事業における双日の受注案件の概要】
*表資料は添付の関連資料を参照
以上