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三菱電機、米国で最高商用電圧送電網用765kV変圧器を電力会社向けに出荷
米国内で25年ぶりの製造
米国子会社が最高商用電圧送電網用765kV変圧器を初出荷
三菱電機株式会社は、Mitsubishi Electric Power Products Inc.(米国ペンシルバニア州、以下 MEPPI)のメンフィス変圧器工場(米国テネシー州)にて製造した米国最高商用電圧送電網用765kV変圧器を、4月29日に米国電力会社American Electric Power(以下、AEP)社へ初出荷しました。米国内で現在765kV変圧器を製造できるのは本工場のみです。また、米国内で765kV変圧器が製造されるのは他企業含め25年ぶりとなります。(2016年5月現在、当社調べ)
■出荷製品の特長
1. 米国最高商用電圧の765kVに対応
2. 大容量(750MVA)でありながら、鉄心・巻線・絶縁物が一体となった外鉄形の適用により、コンパクト化を実現
■MEPPIメンフィス変圧器工場について
・北米向けを中心とした外鉄形変圧器の製造工場として2013年4月に稼働を開始し、2014年12月に出荷を開始
・変電所向けの500kVや345kVの単相変圧器を中心に実績を重ね、今回、米国最高商用電圧に対応した765kV変圧器を初出荷
■当社の変圧器事業について
変圧器は主に発電所や変電所に設置され、電圧を変換することで損失を少なくし、効率的に電力を供給する装置で、当社は、電力用として内鉄形変圧器・外鉄形変圧器の2機種を製造しております。
今後も、米国内にて、発電所や変電所向けに信頼性の高い大容量の変圧器などを製造・出荷して電力設備事業を拡大し、米国における安定的な電力供給に貢献してまいります。
※参考画像は添付の関連資料を参照
■MEPPI社の概要
・社名:Mitsubishi Electric Power Products, Inc.
・代表:Brian Heery. President & CEO
・所在地:
本社:米国ペンシルバニア州ピッツバーグ市
メンフィス変圧器工場:米国テネシー州メンフィス市
・資本金:26.025百万USドル
・設立:
1986年 米ウェスティングハウス社と合弁で設立
1989年 三菱電機の100%子会社化
・人員:約1,100人(本社他:約900人、メンフィス変圧器工場:約200人)
・事業内容:
電力用ガス遮断器(GCB)、変圧器の製造・販売・保守
電力用送変電機器(ガス絶縁開閉装置(GIS)、系統安定化装置など)、発電・原子力
機器の販売・エンジニアリング・保守
鉄道車両用電気機器・公共・産業・大型映像用機器の製造・販売・保守
◆お客様からのお問い合わせ先
三菱電機株式会社
電力流通システム事業部 電力流通システム海外営業部 海外営業第三課
TEL 03−3218−3735
FAX 03−3218−3596