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住友電工、焼入鋼加工用コーテッドCBNシリーズに高精度刃先仕様を拡充し販売
焼入鋼加工用コーテッドCBNシリーズ 高精度刃先仕様を拡充
当社は、焼入鋼加工用コーテッドCBNシリーズに寸法精度の向上に効果的な高精度刃先仕様と、高速高送りの加工での欠損を抑制する高能率刃先仕様を新たに開発しました。2016年5月より販売を開始します。
ダイヤモンドに次ぐ硬度を有する立方晶窒化ホウ素(CBN)を結合材とともに超高圧・高温下で焼結したCBN焼結体は、自動車部品などに用いられる焼入鋼や鋳鉄を高速で高精度に加工できる切削工具として適用領域を広げています。近年の機械加工の分野では部品の高機能化を背景に一層厳しい加工精度が求められており、また加工時間短縮のため更なる高速高送りで切削可能な工具への要望も高まっています。これらのニーズに対して、焼入鋼加工用コーテッドスミボロン(R)BNC2010/BNC2020/BNC300において刃先仕様のバリエーションを拡充。寸法精度の飛躍的な向上、高速高送りで安定した加工を実現し、加工コストの低減に貢献します。
※参考画像は添付の関連資料を参照
1. 特長
・高精度刃先(LE/LT/LS型):
焼入鋼加工用コーテッドCBNで世界最小の刃先処理量。
バリやびびりの抑制、寸法精度を飛躍的に向上させます。
・高能率刃先(ES型):
クレータ摩耗やそれに起因する欠損の抑制に適した刃先仕様。
高速高送り加工で工具の長寿命化を実現します。
※リリース詳細は添付の関連資料を参照
以上